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令和 3年第2回定例会 (第2号 6月22日)

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  1. 高野町議会 2021-06-22
    令和 3年第2回定例会 (第2号 6月22日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    令和 3年第2回定例会 (第2号 6月22日)                令和3年         第2回高野町議会定例会会議録(第2号)        第8日(令和3年6月22日 火曜日)          午前10時00分 開会     第 1 一般質問 2 出席議員(9名)    1番 松 谷 順 功         2番 大 谷 保 幸    3番 菊 谷   元         4番 新 谷 英一郎    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 西 正 人         8番 所   順 子   10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(1名)    9番 負 門 俊 篤 4 事務局職員出席者   事務局長  中 西   健
      書記    倉 本 文 和 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       森 下 英 男   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     辻 本 和 也   総務課長      古 倉   充   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    尾 家 和 代   建設課長      苗 代   勝   生活環境課長    小 西 敏 嗣   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    苗 代 千 春   消防長       中 西   清   教育次長      田 中 宏 人   富貴支所長     岡 本 哲 明                午前10時00分 開会 ○議長(松谷順功) おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  7番、大西君。 ○7番(大西正人) 失礼いたします。皆さん、おはようございます。  議長の許可を得ましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。  私の質問事項は、新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種について。提出したときは感染症の症が抜けておりましたが、次回からは症を入れていただきたいと思っております。また、宿泊を含む消費活性化と生活の支援について。そして、3つ目は地域包括ケアシステムについてであります。  それでは、まず新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種についてを伺いたいと思います。  まず、初めにこの新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種実施につきまして、総合診療所はもちろんのこと、富貴診療所、また花谷医院さん、そして福祉保健課を中心としまして、各課協力体制のもと、本当によくやっていただいておりますことに対しまして、医療従事者の皆さん、平野町長はじめ町職員の皆さん、心より感謝とお礼を申し上げる次第でございます。  3月定例会でもワクチン接種につきましては質問がありました。そのときはまだ接種を行う前でありまして、今まさに一般の方も行われている最中ということになっております。私のほうもおかげさまで1週間前に2回目の接種を終えたところでございます。そういうことの中で、現在までにこのワクチン接種につきまして、副反応であるとか、軽い、重い、いろいろあると思いますが、苦心しているようなこと、また接種率等の実施状況を伺いたいと思いますので、まずそれについての御答弁をよろしくお願いしたいと思います。  後は自席にてさせていただきます。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) おはようございます。よろしくお願いいたします。  7番議員の御質問に対して御説明をさせていただきます。  まず、接種券の発送状況についてでございます。ワクチン接種につきましては接種券、全国一律でございますけれども、接種券を発送させていただきまして、接種券がお手元に届いた方から接種いただくということが原則になっております。その中で高野町における接種券の発送状況でございますけれども、現時点では町民全員に対して、対象になっている町民全員に対して接種券の発送は終わっております。ただ、今回、確実に住民の皆さんのお手元に届けるために簡易書留でお送りしていますが、宛先不明ということで返ってきている方が数名おられます。それにつきましては、取りに来ていただけましたらお渡しはしますし、今、追跡調査を随時行っているところでございます。  4月12日から75歳以上の対象者518名、4月19日からは65歳以上の817名に、5月17日からは16歳以上の1,316名にそれぞれ接種券を発送いたしました。随時予約の受付のほうも開始しているところでございます。  また、5月17日からですけれども、ワクチンロスといいまして、接種の予約がどんどん入って受けさせていただいておりますけれども、当日体調不良でありますとか、主にそういう理由によりワクチン接種にお越しいただけないような方々が発生しておりまして、そのワクチン、貴重なワクチンでございます。現時点では1本のワクチンを6人分に薄めて接種をいたします。ですので、6人の公倍数で予約を受けているわけですけれども、1人でも接種キャンセルということになりましたらワクチンを無駄にしてしまうということで、キャンセル待ちをしていただける方々の予約の受付も5月17日より開始しております。  それと、接種対象者、当初は16歳以上ということが対象になっておりましたけれども、6月の頭に政府のほうから通達がありまして、12歳以上、対象としましては小学6年生以上が対象ということで、対象年齢が引き下げられました。この対象者におかれましても6月8日に接種券のほうを既に郵送を完了しております。こちらについては未成年であることもありますので、御本人様に宛てた接種券ではありますけれども、保護者の方に受け取っていただくような形で郵送を完了しております。  接種実施方法でございますけれども、こちらにつきましては、委員、先ほどからもおっしゃっていただいてたように、町内の3医療機関において5月11日より個別接種を開始いたしております。医療機関ごと、曜日ごと、1日当たりの接種人数は異なりますけれども、1日平均50人ばかり3医療機関で接種を実施。こちらは合算でございますけれども、接種を実施していただいております。それに並行いたしまして、土日や医療機関の休診日を利用いたしまして集団接種を設定し、職員による送迎を行う等、接種を希望する町民の皆様が接種しやすい体制づくりに努めております。  集団接種におきましては、既に高齢者330人への2回接種を終え、6月20日には65歳未満、210人を対象に1回目の接種を終えたところでございます。2回目は7月11日に予定しております。さらに今後の予定といたしましては、7月4日にも同じ規模の接種を計画しておりまして、現在、予約を受け付けているところでございます。  続きまして、予約率、接種率につきましてですけれども、こちら6月21日、昨日現在の数字です。65歳以上の方、対象者が1,335人おられます。その中で1,214人、約90.9%に当たります、この方々がもう既に予約済みでございます。予約は1回目の予約、そして3週間後に2回目の接種をしていただくことが決まっておりますので、2回分の予約を一度に受けさせていただいております。ですので、2回分の予約が済んでいる方が90.9%、もう既に高齢者の方でいらっしゃいます。そのうち1回目の接種を終えられた方が1,167名、約87.4%に当たられる方が1回目の接種を終えておられます。そして、2回目の接種も既にお済みという方が1,069名、80.1%に当たる数字でございます。  先ほど対象年齢が12歳以上ということで引き下げられたと申し上げましたが、12歳以上65歳未満の方につきましては、対象者といたしましては1,373名いらっしゃいます。そのうち821名ですね、59.8%の方が予約を済ませていただいております。1回目の接種を終えられた方は239名、約17.4%に当たる方々でございます。既に2回目の接種を終えられている方というのはまだ42名ということで、約3.1%の数字となっております。  予約に関してですけれども、高齢者の方はもう既に90%を超えております。高齢者、介護施設などに入居されている方につきましては、そのほか入院されている方とか、その方々につきましては施設であったり、入院中の病院であったりというところで接種されることになってますので、その方々の進捗状況が少し、高野町はほかの市町村より進んでおりますので、もう少し増えてくるのかなと思っております。  また、高齢者の方々につきましては、簡易書留で接種券をお送りしてはありますけれども、なかなか何が届いたのかお分かりいただけてない方もいらっしゃるということで、介護支援に当たっていただく事業所でありますとか、私どもの課の中でも保健師でありますとか、地域包括のほうで予約の希望があられる住民の皆様には予約のお手伝いをさせていただくと、いろいろと支援に努めているところでございます。  ひとまずここまででよろしいでしょうか。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) まず、接種率などを答弁いただきました。  接種券につきましてはもう配布が終わっておると、全員配布は終わっておるということでありましたが、接種券が直接届かないというようなこともあり、それは追跡調査をしておるというような御説明でございました。その辺はまた調査を受け、届くように御努力をお願いしたいと思います。  また、接種の状況でございますが、高齢者に関しましてはかなりの率で受けられておられるというような状況で、非常に喜ばしい限りでございます。  私も簡易書留で来たときに、いろいろこれは考えられて、申込みのしやすいように考えておられるんやなというようなことが推測されたわけでありますが、やはりそれでもなかなか予約するのに少し理解できなかったり、分かりにくいなと思う方もおられると思うので、その辺はまたそういうような方がおられましたら、親切にお手伝いをされるというようなこともあってもいいのかなというふうに思うわけでございます。  それで、高齢者の方は大分済まされておるというようなことを今お伺いしたんですが、その中で、一般の方ももう始まっておるわけですが、私も30分、時間待ちをいたしまして、副反応なんかの予兆がないかというようなことで待機をしておりました。皆さんもそういうふうにされておるんですが、その中で、重篤なことになったというふうな報告は一個も聞いておりませんけれども、少し腫れてきた、痛い、また熱が出てきたというような、そういうようなことはなかったのか。そういうようなことを少しお聞かせいただけたらなと思うんです。  それで、苦心しておるというようなことは先ほどお伺いしました中の追跡調査といいますか、そういうことがあったということは報告を受けておるんですが、個別の案件で、個人情報で、誰々というようなことはもちろんお聞きするわけではございませんが、こういう副反応に近いようなものがあったとか、そういうところで情報として提供できるものがありましたらお教え願いたいと思います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 失礼いたします。  副反応についてでございます。  まず、少し全国的なお話をさせていただきます。これは厚生労働省のホームページのほうでも確認、どなたでもインターネットをなさる方であれば御確認いただける情報ではございます。厚労省の発表で、令和3年5月30日までの分でございますけれども、日本で報告された接種後の死亡事例、掲載されております。139件ということで挙がっておりまして、これ接種されたお医者様が基本的には地元の保健所を通じて報告を上げていくという流れにはなるんですけれども、国のほうで調査機関を設けて、その事案について調査が行われるということになっております。それは高野町においてもその仕組みはもちろん適用されるものでございまして、うちのほうでもそういうときの調査委員会の体制もつくって今回の接種に臨んでいるわけです。  この139件ということで挙がっているんですけれども、これはいろいろちまたでは心配される声も上がっています。ただ、専門家の評価、検証といたしましては、ワクチン後に死亡されたということとワクチンに起因して死亡されたというのは全く別の意味合いでございますので、今回、139件ということで挙がっておりますけれども、ワクチンとその死因となっている症状名との因果関係というものは評価されないということで、1件もワクチンで死亡したということが認められていない状況でございます。引き続き、安全性において重大な懸念は認められないと評価されているというようなことで、5月30日の時点ではそういうことで公表されておりました。  また、重篤なアレルギー反応アナフィラキシー等ですけれども、こちらも全国的には1,305万9,159回の接種に対して1,157件報告されているということです。その中で、1,157件のうち169件につきましては、専門家によるアナフィラキシーと評価される、要は認定されているということです。日本全国的に見ましたらこういうふうな数字が上がっているということをまず御報告させていただきます。  本町におきましては、そんな重篤な、もちろん死亡事例もですけれども、重篤なアナフィラキシーというようなことも1件も現在発生しておりません。しかしながら、軽度のアレルギー反応というのはどうしても否めないということで、現在、正式に報告を受けている分につきましては4件ございます。症状の内容といたしましては、接種後の軽い発疹、蕁麻疹症状でありますとか、それが多い、主ですね。もちろん医療機関にかかられてのことですので、それ以外で、例えば議員さんも接種も済ませていただいてますので、体験で感じていただいているかもしれませんけれども、筋肉痛に似たような症状、腕が上がりにくいとか、体全体が倦怠感を感じるとか、中には発熱というようなこともありまして、そちらのほうも軽い副反応ということになっているとは思います。  ただ、そのあたりにつきましても、今回の接種に関しましてはあくまでも任意接種ということです。御本人が、また子供さんであれば御家族が、保護者の方がきっちりとこのワクチン接種について理解に努めていただきまして、接種することを決めていただく、御本人さんの意志で接種いただくということがまず大前提にございますので、私どもといたしましては、そういった情報をきっちりとお伝えするということに注力していくということで、接種直前まで保健師のほうが副反応についての御説明を差し上げたりですとか、お体の状態をお尋ねして、御不安なことはないかというようなこと。最終的にはお医者様、接種いただくドクターに御相談いただいて接種を決めていただくということで、そのあたりは徹底して行っております。また、個別にでも福祉保健課のほうに御連絡いただきましたら、御相談にも乗らせていただくというようなことになっております。そんなことで対応しております。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 今、ワクチン接種の状況、また副反応等について御説明をいただきましたが、この軽度のアレルギー反応が4件ほど見受けられたというようなことでございます。大事に至らない程度で非常に安心しております。  これからもまだこの接種、コロナワクチン予防接種が続くわけでございますので、その辺のことを一番慎重に考えられて、もちろんそれを選ぶ、選ばないのは個人でありますけれども、受け入れるほうは公が責任を持ってやっておりますので、その辺はどうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。  それで、先ほども説明があったんですが、国はワクチン接種の対象を16歳から12歳に引き下げました。説明の中でもありましたが、小学6年生からワクチン接種ができるようになりました。小学生、中学生もそういうような対象の中で、希望者については接種していくというようなことになります。これは成人についてもいえることなんですけれども、特に小・中学生につきましては、この接種を希望する、希望しないにつきましては親の意向、本人ももちろん、本人とも話し合われるんでしょうけれども、反映されるようなことになると思うんです。接種を希望しない子供さんもおられるというふうに思うわけです。  また、私も若い子供さんを育てておられる方に聞きますと、迷っておるんやと、将来のこともあるしいろいろ聞いておりますので、慎重に今考えてますというようなこともお聞きいたします。接種しない、そういうようなことによって非難をされたり、またからかわれたり、つらい思いをするようなことのないような十分な配慮が必要ではないかと思うわけでございますが、どういうふうに実施をしていくのか、その辺。それと、やはり小・中学生も対象になるわけでありますので、教育的な観点からそういう配慮も必要ではないのかなと思いますので、このことに関しましてどのようにお考えか、御説明をいただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 失礼いたします。  そうですね、基本的には予約に関しましては一般の町民の皆さんと同じ取扱いとさせていただいております。というのは、個別接種集団接種、選んで予約を入れていただくということでございます。この12歳に年齢が引き下げられてすぐに私、教育長、教育次長ともちょっと御相談させていただいた上で、中学校の先生方ともお話合いを持たせていただきました。  全国を眺めてみましたら、学校の中で集団接種ということをお考えの自治体も中にはあるようにお見受けするんですけれども、私どもは今回対象が57名いらっしゃいます。12歳以上16歳未満のお子さんが57名いらっしゃるわけなんですけれども、お母さん、お父さんが接種されるとき、おじいちゃん、おばあちゃんが接種されるときに一緒に接種をしていただくというようなことも想定されるし、例えば日曜日に集団接種の日にちを設定すれば、学校がお休みのときに来ていただけるしと、いろんなことを考えまして、学校の中で接種をするということになりますと、あの子は打った、僕は打たない、僕は打ったけどあの子は打たなかったというような状況が児童や生徒さんの中で見えてしまうこともあります。議員おっしゃるとおり、それが差別につながったり、偏見につながったりというようなことも御相談させていただいた上で、集団接種は行わない、考えていかないという方針をまず持ちまして、その後、どうやってじゃあ接種をお考えの方にその機会を御提供させていただくかという順で考えていきました。それで一般の皆さんと同じように予約を入れていただく。  でも、これは予防接種法で16歳未満の子供さんにワクチン接種、これはコロナワクチンだけではございませんけれども、ワクチン接種をさせていただく際には保護者の同意が必要となっております。今回、16歳未満ということですけれども、12歳以上で16歳を超えていても、高校に在学されている方につきましては保護者の方の同意書をいただくことに、これは高野町ルールでございます。子供さんが親に相談せずに自分で接種が可能な状況になってしまっているので、初めてのワクチンでもありますし、御家庭でしっかりと御検討いただいた上で御予約をいただきたいという思いから、高校生、高校を卒業するまでの対象者に関しましては保護者の同意書を提出いただくこと、そして予約におきましても子供さんではなくて親御さん、保護者の方からお電話を頂戴すること、その2つのルールを設けて、個別接種集団接種で対応させていただこうと考えており、現在も予約が少しずつ入っているような状況ですし、一番早いお子さんでは6月20日の集団接種の折に接種された方も中にはいらっしゃいます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 16歳まで、12歳以上の方につきましては57名対象者がおられるということで、その接種方法としましては学校ではしないと、集団接種しないと。なぜならば打った子供さん、打たない子供さんというのが分かってしまうというようなことからの考えであろうというようなことでございました。ということは、一般の方、また私たちがしていただいたような形での接種になるんかなと思うんですけれども。  本当に今明石市のほうでも、子供さんを対象にということではないと思いますが、全体にそういう非難中傷に遭わないような条例を出そうかなというような動きもあるというふうにも聞いております。当町におきましてもそういうことのないように、十分配慮していただきまして、接種の実施をしていただきたいなと思うわけでございます。特に、子供につきましては親というのはかけがえのない子供ですから、もしその子供に何かあってはいけない、将来的に何か影響を及ぼすようなことになってはいけないというようなことで、非常に慎重に考えると思うんです。そういうところから、打たないというような判断をされる家庭も、子供さんもおられますので、その辺は配慮をよろしくお願いしたいと思います。  それから、今後、予約なしでの接種といいますか、接種率を上げる。接種の希望者が、予約はまだしてないんやけど打ちたいという気持ちはあるんやと。もちろん接種券は必要になると思いますけれども、そういう方のために何かお考えといいますか、そういうことも考えておるというようなことがありましたら、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) まず、結論から申し上げますと、現時点で予約なしの接種という形態は検討しておりません。なぜならば、まずワクチンは1本の、先ほどから何度も同じことを言ってるかもしれませんけれども、1本のワクチンを6人分に薄めて使うんですね。予約を入れられないということであると、一体何人の方が来られるか分からない。例えば1人の方が来られたときに1本のワクチンを希釈する必要が出てきます。そしたら希釈した後の有効時間というのが決まっておりますので、6時間と決まっておりますので、その6時間以内に続いて来てくださればいいんですけれども、なかなかそこのところが難しい、運用として難しいのではないかなと。貴重なワクチンを無駄にしないということ、その観点でなかなか難しいということが1点。  それと、今接種券をお持ちであればというお話がありましたけれども、なかなか予約を入れていただいて予約から当日までの1週間前に予診票をお送りし、予約受付表をお送りし、持ち物はこれですよということで、かなり丁寧に御連絡を差し上げて実施をしているつもりではいるんですけれども、それでも当日予診票をお持ちでないとか、接種券をお持ちでないとかという方も中にはいらっしゃいます。当日そういうことが多々生じたときの混乱等々、検討いたしましたら、私ども、もちろん3医療機関の協力体制のもとで個別接種が非常にスムーズに進んでおりますので、あまり必要性を感じていないというところが一つございます。  何度も繰り返しになりますけれども、なかなか予約がうまくいかないという高齢者の方々、高齢者だけではなくほかの対象の方もそうですけれども、予約をしにくい、仕組みが分かりづらいとおっしゃる方々につきましては、担当ケアマネさん、ヘルパーさん、うちの保健師、地域包括支援センター、まず福祉保健課の職員がおうちのほうに行かせていただいて、お話をし、予約を入れるかどうかという決断をしていただいて、コールセンターのほうに電話をするといったようなことも何度も今までにもしておりますけれども、今後もそのような形でしっかりと支援をさせていただきたいと思っております。  ですので、予約なしでの集団接種というのは、高野町においては今のところ検討する予定はございません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 予約なしでの接種というのは考えていないというようなことでございました。どういう理由、いろんな理由があると思いますが、打ちたいのに打っていただけないというようなことが起きるかも分かりませんので、いろんな方法でそういう機会を与えていただければなと思うようなことで御質問をさせていただいたわけでございます。無駄にしないように、先ほども最初のほうにも答弁の中にありましたが、キャンセル待ちで打っていただくようなシステムであるとかもお考えをいただいておると思いますけれども、いろんな方法でそういう機会を与えていただきますように、よろしくお願いをしたいと思います。  私、今回ちょっと欲張っていろんなことを聞こうと思って質問の内容をお送りしましたので、ちょっと時間がございませんので、ワクチン接種に関しましてはこれで終わりたいと思います。本当に大変な、大事なワクチン接種の実施の事業でございます。完全に、安全に完遂していただきますように、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、宿泊を含む消費活性化と生活支援についてということでございまして、事業者、またそこで働いておられる皆さんですけれども、昨年は国、県、そして当町、この高野町の大きな支援を受けまして、何とか事業を、また生活を営んできたわけでありますけれども、この令和3年度に入りましてもコロナ禍の影響によりまして苦しい状態が続いているわけです。3月定例会におきましては、南海電鉄と共同で行っておる1万人御招待キャンペーン、このことにつきまして3月末まで取り組んでいるというような説明がございました。私、思いますのに、なかなか思ったように来ていただけていないのではないかなというふうに感じておるわけですが、コロナ禍の中でありますから、状況を見定めて、また時期を選んで慎重に宿泊にもつながるような施策、プレミアム商品券のようなことを去年は実施していただいたわけですが、考えていただきたいなというふうにも思うわけでございますが、このことにつきましてまずどうお考えか、御説明をいただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) すみません、今の議員さんの御質問に関しまして、基本的な考え方ということで御説明をさせていただきたいと思います。  6月20日、それぞれの都道府県に出されておりました緊急事態宣言やまん延防止等重点措置というのがほとんど解除されました。これから東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けてどんどん人の動きも増えていくんだろうなというふうに思います。また、新型コロナウイルス感染症のデルタ株、インド株という、非常に感染力が強いといわれている株が市中にもう既に定着をしているというような報道もございます。今後、そういったものによる第5波の警戒ということも必要になるんだろうと思っております。  また、国による新型コロナウイルスで疲弊した地域経済への手当の原資となる交付金、新型コロナウイルス対応の交付金、去年もありましたけれども、そういったものの支給が今後どうなっていくのかというようなところをしっかりと見極めて、いつ、どういった経済対策が一番効果がいいのか、そういったことを考えながら対応していきたいなというふうに思っております。  また、先ほどから議員もワクチンについてお話をされておりましたけれども、今、ワクチン接種が急速に進んでおります。新型コロナウイルス感染症の蔓延状況が劇的に改善をしていく、またワクチンパスポートの普及が全世界のほうで進んで、渡航制限が実質上撤廃されたような形になって、海外からのお客様、観光客が予想よりも早く、また多く高野山に訪ねてこられるような状況というのも今後あるかも分からない。そんな中、高野山の経済が自然と自発的に拡大していくようであれば、経済対策を行う必要があるかないかも含めて検討していくことも必要なのかなというふうに考えております。  今のところ、やはりまだ不確定要素が多くて、どうしていくかというのがなかなか、こうしますということがちょっと言いにくい、そういう状況かなというふうに判断しております。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 6月20日をもちまして非常事態宣言も解除されておるというようなことの中で、観光をまた中心にされておるようなところは非常に期待をしておるようなことを伺っております。当町におきましても、やはり人出が戻ってこないとなかなか経済のほうも回らないということで、皆窮しておるわけでございます。今の御説明ですと、どういうふうな状況で経済が好転していくか分からない。その中で施策を打って、それが十分に浸透し生かせるようなものになるのか、まだ見定めておるところであるというような御発言といいますか、説明であったように思います。  確かにちょっと見極めにくいなというようなことは分かるんですけれども、今日は切り抜きをちょっと持ってきたわけなんですが、県のほうでは、ゴールデンウイークの調査を、去年との比較の調査では大分増えておると、7.6倍増えておるというようなことでございましたが、その前の年では4割も満たないというような調査内容でございました。引き続き、感染防止対策とか、観光とか、宿泊業の方などへの支援をしていきたいというような内容でございます。  また、県民を対象に宿泊割引をする和歌山リフレッシュプランというのが今日から始まるわけです。宿泊費などの旅行代金が最大1万円割引になったり、土産物屋さんなどで使えるクーポン券、こういうものを1泊につき2,000円をもらえたりするというような内容でありますが、今まで考えておったやつを少し時期をずらして今やっておるんではないかなというようなところでございます。このようなことからも、当町自身の政策というようなものも考えていただければなと思うようなところでございます。  また、一般の方といいますか、お勤めの方ですね。このお勤めの方に関しましても、日数であるとか、働く日数であるとか、時間というようなものがやはり少なくなっておるというふうなことも聞いております。家計を圧迫するといいますか、生活費が少なくなるというようなことでありますので、そういう方たちに対する支援というようなものも同時に考えていっていただけたらなというようなことも思うわけでございます。  財源といたしましては、なかなか国のそういうような臨時交付金というのが回ってこない限り難しいのかなというようなところはありますけれども、国のほうから、地方創生臨時交付金、これ5月ぐらいに県から連絡が入りまして、事業者支援分というようなものがあると思うんです。これ4月30日ですか、国のほうから県のほうに通達があり、そして事業者支援分について各市町村に連絡が入っておると思うんですけれども。  昨年、私8月に東京の自民党本部に二階幹事長を訪ねまして、十分な財政措置をお願いしたいと、県の代表として行かせていただいてそういうこともお願いをしてまいりました。そういうこともありまして、参議院の幹事長の世耕先生にもそういうような同じお願いをしてまいりましたが、それがあったからというわけではございませんが、どこもそういうような要望を持っていっておるわけですが、そういうことに関しましてしっかりと配慮をしていただいておるというふうに思いますので、その臨時交付金を、今回、補正のほうにはテレワークであるとか、ほかのところに使うような予算も出ておりましたけれども、そういうところの事業者分をしっかり活用していただくというようなことはできないのかなと思うような考えもあります。その辺も併せまして、一般の方も対象に何か施策でできるようなことはないのかをお尋ねしたいと思います。
    ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今議員おっしゃいました県のリフレッシュプランですけれども、本日から8月31日まで、財源の中でということですけれども、1泊最大、宿泊費の2分の1に相当する金額、1万円最大出すよと。登録したところのお店で使えるクーポン2,000円分出すよという、県内に在住された方を対象としたということで、昨日も新聞、テレビ等の報道もありましたので、やっていただいております。これにつきましても町村会を通じて、各市町村の首長のほうが県のほうに要望して、県のほうがこれを実施してくれているという経緯がございます。  また、先ほど議員もおっしゃられました要望ということですけれども、やはり各地方自治体の首長トップが町村会や知事会を通じて国に対して経済対策や低所得世帯への支援ということをしっかりと要望しております。それをやはり国のほうも聞いていただきまして、例えば経済産業省であれば雇用調整助成金の制度の延長、日本政策金融公庫の新型コロナウイルス感染症特別貸付の制度の維持、中小企業庁とかでありましたら、各都道府県の信用保証協会が銀行の融資に対して一定の保証を行うことで融資を受けやすくしていくセーフティネット4号・5号、危機関連保証、こういったものの期間の延長や指定業者の拡大、制度の維持、そういったこともやはり要望活動を行っていることで実施されていっているものです。  ちょっと管轄は違いますけれども、厚生労働省では低所得の子育て世帯に対してその実情を踏まえた生活の支援を行うため、子育て世帯生活支援特別給付金、児童1人当たり一律5万円を支給する、そういうふうな施策も行っていただいております。  町として何をどうというところ、踏み込んでということがあるのかも分かりませんけれども、こういった地道な活動というのを通じて、町民の皆さんの経済的な生活を支えるようなことというのもしっかりやらせていただいている現状ということです。  それと、今回、当課におきましては観光庁が令和2年度第3次補正予算に計上いたしました既存観光拠点の再生、高付加価値化推進事業というものを実施していくために必要な高野町観光拠点再生計画というものを、地域の事業所であったりとか支援をいただく企業等と調整の上、申請を国にいたしましたところ、6月4日に採択をされております。これにつきまして、例えば宿泊施設の高付加価値化事業、最大補助金が2,000万円、2分の1で出てくるようなものですけれども、そういったものであったり、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に係る空調設備の取替え等ができるようなものであったりとか、観光施設、観光事業者の同じような高付加価値改修、そういったものもできるようなものが使えるようになりましたので、先般から説明会をさせていただいて、地域の事業者さんに御活用いただけるようなということをやらせていただいております。  やはり今、新型コロナウイルスの中でなかなか人の動きが少ない中、今度、このコロナの状況を脱して国内外から参拝観光客が訪ねたときに、ああ、高野山はよくなったなと思っていただけるような、そういうようなところを今しっかり手当をさせていただくことというのが、後々大きな経済効果をもたらすんではないのかなというふうに思っております。  また、今回、補正予算のほうも計上させていただいておりますけれども、内閣府のテレワーク交付金、こういったものの申請も今行っており、採択をされましたらテレワーク、企業のオフィスを構えるようなことのできる施設の整備ですよね。こういったもので企業のほうが来ていただきましたら雇用等のところについても、また高野町のほうに引っ越しをしてきていただきましたら人口も増えていく、そういったプラスアルファのところというのが出てまいりますので、そういったことも今しっかりやっていこうとしているところです。  あと、国の補助金の関係ですけれども、民間事業者の提案にはなりますけれども、文化庁の文化クラスター事業というこういうものも申請をされているところがありまして、そういったものが進んでいけば、高野山の文化、芸術、文化財のアーカイブであったり、それを使ったVRシアターみたいなものの上演とか、そういったことも踏まえて、今までの高野山にない新しい価値というものがつくられていって、より高野山の満足度というのが高まっていくんではないのかなというふうに思っております。  実質的に今すぐこれという、議員言われたプレミアム商品券、そういったものについてお答えすることはなかなか難しいんですけれども、今できることとして、私たちはこういう地道な作業ですけれどもしっかり積み上げていって、後の高野山のためになるところということで、一生懸命頑張らせていただいているという現状です。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 議長、残りの時間はどのぐらいでしょう。 ○議長(松谷順功) 大西君に申し上げます。質問時間の残りがあと11分でございます。 ○7番(大西正人) ありがとうございます。  あまり残り時間が少ないというところで、次の聞きたい、尋ねたい質問もございますので、この件に関しまして早く切り上げなければいけないというような状況になっております。  町長も、人出は必ず高野山にまた、高野町に戻ってくるというようなことをおっしゃっております。私もそのようには思うんですけれども、それが夏からなのか、秋なのか、また年を越える来年なのか、またその先なのか、非常に今不安で心配な、そういうような胸が痛む日々が続いております。いろんな手を打っていただいて、もう少しみんなで頑張っていこうというようなまちの雰囲気にしていただけるように、いろんな施策を、もちろん経済産業省のほうからいろんなことをしていただいておりますことを活用しながら、それもありますけれども、そういうふうなよい雰囲気になるように持っていっていただけるように、よろしく御努力をお願いしたいと思います。  次の質問に行きたいと思います。  地域包括ケアシステムというものについてでございますけれども、これも何回もいわれておりますけれども、団塊の世代が後期高齢というような年を迎える2025年、これを目標に地域包括ケアシステムと、こういうものを各町村で構築して、住まい、医療、介護、予防、生活支援、そういうものを一体的に提供しまして、もし要介護状態になったとしても、そのシステムで自分らしく住み慣れた地域で暮らしていただける、暮らしてもらえる、そういうような生活のシステムをつくろうというようなことで、当町におきましてももう随分前から取り組んでおることでございます。  福祉計画を作成する中でのアンケートというようなものでも、今は一人で何とか生活できておりますけれども、いつまでこれやれるか、今後どうなるか、本当に心配であると。子供や孫には厄介をかけずに何とかここで暮らしていきたい、そんな思いが多く書かれておりました。  そこで、高野町の取り組んでおられる現在の地域包括ケアシステムというものの現状をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 失礼いたします。  すみません、時間もちょっと気になるんですけれども、かなりお話しする内容を御用意してきてますけれども、ちょっと簡単にかいつまんでお話をさせていただきたいと思います。  地域包括ケアシステムの構築、一言でそう言ってしまいますけれども、非常にあらゆることを考えていかないといけないということで、高野町において課題は山積みであると自覚しておるところでございます。  まず、行政として体制づくりに取り組まないといけないこと。もちろん介護の業界、そして医療の関係、いろいろと、住みたい、この地域に住みたいと思う方がたった一人になってしまっても住み続けられる地域ということですので、行政の仕組みづくりとして考えていかないといけないことはたくさんございます。  そちらのほう、もちろん伊都橋本医療圏におきましてもいろんなお医者様であるとか、介護職であるとか、薬剤師さん、理学療法士さん、いろんな方が集まって、協議会なんかをつくって協議しているようなところもございますし、まちの中におきましても病院会議といいまして、病院の先生方、薬剤師さん、いろんな立場の方と医療関係の方々と介護職の方々が御相談させていただくような、お一人一人のケースに基づいてお話合いをするような機会、いろいろなことを日常の生活の御支援の中で構築していくべく進んでいるところでございます。それに併せまして、介護予防事業の充実ということで、生活支援コーディネーターを入れた地域の中での取組づくりということにも取り組んでおるわけでございます。  また、今年から地域包括支援センターには保健師、社会福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員と、全て必要な人材をそろえていただけましたので、総合相談ということに力を入れていかないといけないなと。どんな方々が、もちろん高齢になられた、生活に行き詰まっている方だけではなくて、いろんな若い世代から御相談をお受けして、介護予防につきましてもそうですし、住み続けていく地域づくりというのはやはり若い世代から取り組んでいくことでございますので、保健業務、福祉保健課には保健のほうに携わる係もおります。福祉保健課総力を挙げて地域の方々の御相談に乗れるような体制づくりを構築していかないと駄目やなというようなことで、現在取り組んでおります。  以上です。 ○議長(松谷順功) 大西君に申し上げます。質問時間の残りがあと4分30秒です。  7番、大西君。 ○7番(大西正人) 今日は、答弁する方が非常に長い答弁をされる2人で、私もちょっと計算違いで。  私、なぜこの2年以上前、それまでは地域包括ケアシステムのことについて毎年、この6月議会で質問させていただいておりました。このところそれがされてなかったわけなんですが、この間、紀の川筋の病院に入院されておりました方が退院されるときに、私は自分の家に帰りたいよと言ったんでありますが、それがかなわず、施設に入られました。本当に高野町で最期を自分らしく迎えるためのそういうシステムができているのかなと。訪問診療であるとか、介護であるとか、看護であるとか、いろんなサービスが受けれる、30分以内で受けれるような仕組みが本当にできているのかなというふうな疑問を感じましたので今日は質問させていただいたところでございます。いろいろと質問させていただきましたけれども、時間がないということでございます。もし誰かが要介護状態というふうなことになりましても、自分がここで住みたいなと思うようなところで最期まで自分らしい生活を送れるように、ぜひとも当町の地域ケアシステムをしっかりと構築していただきたいというふうに思うわけでございます。  最後に、全体にわたり、町長のほうから何か答弁をいただけるようでありましたら、よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 平野町長。あと2分41秒です。 ○町長(平野嘉也) 7番議員の御質問にお答えさせていただきます。  久々の一般質問でございます。ありがとうございます。  まず、ワクチンのことでございますが、3月の本会議のときの提案理由の所信のときに、本年度の主な、一番最重要課題、これがワクチン事業だというようなことで、2月3日にワクチン室を立ち上げて、福祉保健課中心に直轄の医療機関が2つありますので、うまいこと調整できて、大体の目標を1日どれぐらいする、そして観光客が来るまでに免疫という、抗体という武器をみんなで持っておったらいいよねというような話をしながら進めてきた結果、県下でも非常にモデルとなるぐらいいい形で進んでおります。いろんな町民外の方々の要望も聞いて接種も進めておるというような状況でございますので、希望者に当たってはしっかり進めていきたいと思います。また、早く終われば、周りの市町村ができておらなければ、うちで業務の負担が増えない程度で受け入れたいというようなことも考えております。  それと、2番目の宿泊の関係のことでございます。国は令和2年度から3年度に20兆も30兆も予備費として繰り越しております。そして国会も閉じております。何をしとんだろうなというのは思います。しっかり地方創生の臨時交付金、コロナに対する交付金を配ってから国会を閉じよというふうに思うんですが、それもなされないまま閉じたということは、自分たちは持ち手が何もないというような現状でございます。県のほうとか、いろんな市町で出ているものは、去年に頂いたお金で事業をしているということがございますので、今後、秋冬にかけて、何かしら国にも要望して、町民が、先ほどからおっしゃるように、わくわくするような、よしこれで頑張ろうかというような施策が打てればいいかなというふうに思っております。しかし、ワクチンが進んでおりますので、しっかり人の動きはもう始まっておりますので、状況も確認しながら進めてまいりたいと思います。  3番目の地域包括ケアシステムに関しましては、課題をしっかり把握して、課とも共有して確実に進めていきたいと思います。どうもありがとうございます。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。  再開は11時10分からです。            午前11時00分 休憩            午前11時10分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 失礼いたします。  私からの質問なんですけども、許可をいただきましたので質問させていただきます。  感染予防対策に気を緩めることはできませんが、新型コロナウイルス感染症予防のワクチン接種が進み、少し安心感を持たれる方もいらっしゃるかと思います。また、今後、徐々に徐々にですけれども、人の行動も広がってくるのかなとは思ったりもいたします。その中で、私の質問は紀の国わかやま文化祭2021も含めての経済波及についてでございます。  文化庁、厚生労働省、和歌山県市町村、第36回国民文化祭、第21回全国障害者芸術・文化祭和歌山県実行委員会、そしてこの市町村実行委員会、文化関係団体等が、分野別交流事業、また地域文化発信事業、障害者交流事業を主催地となって行われることになっております。  名称は、第36回国民文化祭・わかやま2021。第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会でございます。和歌山県誕生150年、愛称として紀の国わかやま文化祭2021が、本年10月30日土曜日、和歌山県ビッグホエールで開会式が行われます。多様で個性豊かな和歌山県の文化や歴史を、歌や踊りなどで表現するステージプログラム、世代や地域の違い、障害の有無などにかかわらず、多様な人々が県内外から一堂に会し、個性的な和歌山の文化を楽しみながら、みんなで開会を祝うステージを皮切りに、紀北エリア、紀中エリア、紀南エリア、県内全国で開かれることになっております。  キャッチフレーズとしては、「山青し、海青し、文化は輝く」とあります。基本方針として、①県民総参加で文化力の更なる向上を目指す。②として、先人が育んできた文化を継承する。③として、交流の中で相互理解と新しい文化の創造を促すとありますが、この内容について御説明いただきたいと思います。  後は自席で聞かせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 失礼します。  それでは、6番議員の御質問につきまして、御説明させていただきます。  まず、国民文化祭紀の国わかやま文化祭2021の内容の説明をさせていただきます。紀の国わかやま文化祭2021なんですけれども、1986年から各県持ち回りで開催されております国民文化祭の第36回大会と、全国障害者芸術・文化祭がこれ2001年から毎年開催されておるんですけれども、その2つの文化祭が、2017年から現在のように国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭というのが一つになって、今年につきましては紀の国わかやま文化祭2021として開催されることになっております。それにつきましては、音楽、芸術、文学など、様々な分野の人々が全国から集結されてその成果を発表する取組で、文化の国体といわれる祭典となっております。  それと、高野町では4つの事業が開催を予定されております。まず、1つ目なんですけれども、高野山国際こどもコーラスフェスティバル2021としまして、11月14日に開催されます。このイベントなんですけれども、高野山大学の黎明館と壇上伽藍の根本大塔を会場としまして、国内外の児童合唱団9団体が演奏するものです。このイベントを契機としまして、高野山をこどもコーラスの聖地として目指していくことを考えております。  また、次に2番目なんですけれども、高野町を含めた伊都橋本の4市町合同開催イベントとしまして、11月7日に北紀太鼓フェスティバルということで、かつらぎ町のあじさいホールで開催されます。このイベントなんですけれども、伊都橋本の和太鼓団体が集結して演奏することで、和太鼓の魅力を発信していくものになります。  それと、3つ目なんですけれども、高野山僧侶文化体験ということで、下座行体験プログラム、振舞膳体験プログラムということで、11月1日から14日にかけまして実施するようになっております。下座行体験プログラムの内容なんですけれども、清掃修行体験を通じて、その心の埃を取り除くというようなプログラムを実施していくというふうになっております。あと、振舞膳体験プログラムにつきましては、高野山の僧侶に伝わる儀礼・作法に沿った、通常住職レベルのみが受けられる振舞膳の文化を一般の方にも体験いただくプログラムというふうになっております。開催場所につきましては、下座行体験プログラムなんですけれども、高野山内の指定されている寺院で開催されるということになっておりまして、振舞膳体験プログラムにつきましても、指定されている宿坊のほうで開催されるというふうになっております。  4つ目なんですけれども、世界遺産をテーマとしたシンポジウムが、11月3日の祝日に高野山大学の松下講堂の黎明館のほうで開催されるようになっております。このテーマなんですけれども、まだちょっと具体的には決まってはないんですけれども、高野山にスポットを当てた内容ということで実施していくというふうなことになります。  高野町で開催されるイベントというか、事業については以上になります。  それと、先ほど議員がおっしゃってました基本方針の1番の、県民総参加で文化力の更なる向上を目指す。2番の先人が育んできた文化を継承する。3番目の交流の中で相互理解と新しい文化の創造を促すというところについて、御説明させていただきます。  まず、県民総参加で文化力の更なる向上を目指すというところなんですけれども、県内各地で文化に触れる機会を提供し、県民の文化への興味を刺激します。県民一人一人が主体的に参加し、日頃味わえない喜びや感動を直接体験することで、和歌山県民の文化力がさらに向上する祭典を目指しますということになっております。  2番目の、先人が育んできた文化を継承する。これにつきましては、文化遺産や伝承文化等、地域の人々が長い間守り継承してきた文化の魅力を県内外へ発信します。和歌山県に息づく文化の魅力が多くの人々に伝わり、県民一人一人が地域文化の価値や意義、ふるさとへの愛着や誇りを再認識し、先人が育んできた文化をさらに未来へと継承していく契機となる祭典を目指しますということになっております。  あと3つ目なんですけれども、交流の中で相互理解と新しい文化の創造を促すということで、世代や地域の違い、障害の有無などにかかわらず、県内外から多様な人々が集い交流する機会を提供します。交流の中で、喜びや感動を共有し、相互理解を深めます。多彩な文化との出会いが新たな文化活動への参加の意欲を呼び起こし、地域文化のさらなる発展や新しい文化の創造へとつながる祭典を目指します、ということになっております。  私の説明は以上です。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 御説明ありがとうございます。  本当に大きな県民全体、また国全体の事業になっているのかなというのを感じております。  やはり自分たちのまちに住みながら、自分たちがまだ感じ取れない部分を、全国各地から参加された人と交流を交えてより広めていけるものになっていくのだなというのを今感じておるわけですけれども、一番大きく感じたのは、子供さんのコーラスの聖地とするって、これは大きなことですよね。こどもコーラスの聖地といいますと、そうしましたら全世界からを考えるわけですかね。そこのほうもよろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 失礼します。  それでは、6番議員さんの質問に対して御説明させていただきます。  高野山をこどもコーラスの聖地ということで、本年度につきましては、国内で6団体、海外で3団体というふうに予定はしているんですけれども、ちょっと海外につきましては、コロナ禍ということもありまして、ちょっとまだはっきり来れる、来れないというのがちょっと分からないところがございます。  それと、あと国内の6団体につきましても、現時点で決定しているのは2団体ということで、あとの4団体につきましては、まだどうするかというふうに調整している段階となります。このこどもコーラスの聖地を目指すということで、こどもコーラスの部分につきましては来年度以降も、ちょっと時期とかはまだ決定してないんですけれども、毎年定期的にしていくということで、内容につきましてはこれからまた検討していくんですけれども、こどもコーラスを毎年定期的に実施していくという予定はしております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 観光の担当者として、今の部分について少しお話をさせていただきたいと思います。  高野山をコーラスの聖地にということですけれども、やはり高野山には声明という独特なお経というものがあって、比叡山にもあるんですけれども、やはりそういった文化や歴史、それはやはり今の現代のコーラスにも相通ずる部分が大きいんだろうなというふうに思っております。  少しハーモニーと言ってしまうと声明のほう、違うよということになるかも分かりませんけれども、やはり僧侶の皆さんがハーモニーですよね、皆さんがお唱えすることによっての圧倒的な感覚、そういったものと、やはりコーラスでパートを分けながら歌っていく、そこというのが本当に近しいものだと思います。そういったものを基本にしながら、やはりコーラスの聖地としてこれから高野山を活用していくことができましたら、宿坊に泊まっていただく宿泊の関係のところに、会食にしてもそうですけど、泊まっていただく方も増えると思いますし、また発表会ということで、黎明館であったり、そういった施設を使っていくことで、それを見に皆さんがお越しいただく、そういったところでの経済効果というのは非常に大きいかなというふうに思います。  高野山につきましては、今、全国的な流れの中にあります。というのは、団体から個人へということの観光の抱えている大きな流れだと思います。団体旅行、ゴールデンウイークとか、お盆とかに集中する、そういう旅行から、個々が、個々のいいときに旅行をして、非常に満足感をという、そういった流れに対して、宿泊事業者につきましても受入れ設備、施設の改修であったり、受入れの方法とかということもどんどんどんどん改善をされておって、その流れというのはここ15年、20年で顕著になってきたかなというふうに思います。  そんな中でもコーラスにつきましては20人、30人、40人というような一つの宿坊が無理なく受け入れていけるようなキャパかというふうに思いますので、そんな中でもうまく高野山の宿泊環境を使っていただけるものの一つだというふうに思っております。  これから何千人を一度に集めるというような大きな催しというのは、宿坊が団体から個人への流れの中で難しくなっていくと思うんですけれども、その中でもこういったことはやっていけるのかなと。それは、今後の高野山にとって、今すぐにではありませんけど、息の長い活動になりますけど、効果をもたらすというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 御答弁ありがとうございます。  今、答弁を聞かせていただいた中で、観光のほうでは茶原課長がいろいろ常々から思っていることを全てに述べられたと思いますけれども、教育の中では、一般にいわれることは、教育とまた宗教とは違うんではないかなという方もいらっしゃるわけですけれども、これがコーラスという一つの流れからくれば、教育、宗教を超えて互いに相することがあると思うんです。そうすると、先ほど茶原課長がおっしゃられたような宿坊でのそういうコーラスを聞く体験であるとか、また子供さんが僧侶の方と交えてコーラスを通じて有意義な話合いもしていけるのかなと今感じております。その辺で、今コーラスについて子供さんと僧侶の方のお経といいますか、声明といいますか、それのつながりとかは今はどのようにされているか、お聞きいたします。 ○議長(松谷順功) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) 失礼します。  6番議員の御質問に説明をさせていただきます。  今、声明とコーラスということで御質問がありましたが、昨年、プレイベントということで、実際に和歌山県のコーラスグループが高野山で合宿をいたしました。その折も、実際に声明とコーラスということで、どんな形になるのかなということを試していただいております。もうこれはテレビ等でも放映されていると思うんですが、声明のあの感じとコーラスのハーモニーというのがぴったりと合って、もう何というか、高野山の聖地という中にはぴったりと、神聖な場所でありながらぴったりと当てはまっていくというような状況が感じられます。  実際に、この和歌山県が参加するグループにつきましては、高野山声明とのコラボレーションを行いたいということになってます。これが本当にすばらしい耳に入ってまいりますので、そういう形での取組というのが今進められておりますし、今世界でも活躍されている作曲家がこの声明を使って、コーラスグループがそれとコラボレーションをやっていくということで、作曲もしてくださっておるというのが今の実情であります。これがちょうど根本大塔で実際にされると、本当に幻想的なことになってすばらしい取組になるのではないのかなということで私どもは考えております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 高野山大学黎明館においては席はあるわけですけども、根本大塔での開催のときにはいす席なんかを用意する予定をもう進めているというわけですかね。いかがですかね。 ○議長(松谷順功) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) 今のところ、そのことも踏まえまして、大会に関係している団体と打合せをしているところです。あの場を選んだということで、何が一番ぴったりと当てはまりすばらしい効果が生まれるかというところで話合いを進めているところというところで、今議員がおっしゃってくださったことも含めまして考えていく準備中だということで、お知りおきいただければと思います。よろしくお願いします。  以上です。
    ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 今現在、話を進めている段階であるということで、これは教育委員会、また観光の推進のほうで、枠を超えて話合いをして、いいものに仕上げて、全国各地から来られる方にそういういい雰囲気を味わっていただいて、心に残るものをつくっていただくようにとは思いますので、よろしくお願いいたします。  今、観光のほうで、話の中で進めてくれているということですけども、この和歌山県内、多くの市町村でもいろんなことが行われるわけです。その方々にも何かメッセージを送って、私たちのまちにもどうぞお越しくださいというような、そういうようなアピールもしていかねばならないかと思います。今時点では行くことはできないとしても、ここどんどん予防対策のワクチン接種も進んでおりますので、そこを踏まえて、この先のことも考えながら計画を練っていただけたらと思いますけども、そこは課長のお考えはいかがですかね。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員がおっしゃられた方向かと思います。現状では、先ほど7番議員さんの質問に答えたように、やはり先を見通していくというとこがまだちょっと明確ではございませんので、すぐにどうということではございませんけれども、今後、コロナの様子なんかも見ながら対応していきたい。その中では、例えば県のリフレッシュプランなんかの利用でありましたりとか、あと町においては徳パック制度のほうをやっておりますので、そういったものの利用ということも踏まえて、今後アピールをしていけるように考えていきたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) ありがとうございます。  経済を動かすということは、高野町は観光の面では大きいことかと思いますので、そこを先のことを考えた上で進めるというのはよく分かるんですけれども、現時点でこういうことを進めますということもしっかりやっていかなければ、1か月、2か月、3か月、すぐ過ぎていくわけです。今現在は動かなくても、この数か月先には動けるであろうというような、そういう計画も考えてみていってほしいと思いますので、そこのところをよろしくお願いいたします。  教育のほうにまた戻りますけども、自分たちのまちの文化を全国からお越しの方にも伝えていくという面で、僧侶の方しか体験できないことを一般の方にも体験していただくという、それのことを発信していくというのは難しいのか、難しくないのか、その辺も協議をしていただかなければならないと思いますので、そのような話合いの場というのをこれからどのようにしていきますかね。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) すみません、失礼します。  6番議員さんの御質問に対して説明させていただきます。  今の僧侶文化体験プログラムというところはちょっと主催が違いまして、一度、ちょっとそこの主催の団体と一度連絡をとってみて、その辺のことが可能かどうかということも含めて、一度検討していきたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) ありがとうございます。今後検討していくということで、やはり話合いの場を持つということが大切なことかと思います。事業が終わってから、あのときに話しておけばもっとうまくいけたのにというところを、やはり話合いをすることによって次にまた第1歩、第2歩と進んでいくと思いますので、話合いの場を持つのは大変かと思いますけども、そこを持っていただいてよろしくお願いいたします。  まだまだいろんなことを考えながらこの文化祭を進めていこうとしている中で、町長といたしましては、全国各地から来られる方に何か一言、二言のメッセージとかは現在はお持ちであるのでしょうかね。その辺はいかがでしょうかね。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 6番議員の質問にお答えさせていただきます。  今年の紀の国わかやま文化祭2021関連のお話をいただきましてありがとうございます。先ほどから話合いというようなことをもっとやりなさいよというようなことなんですが、これまたコロナの影響でことごとくこの実行委員会が書面開催で、なかなか一堂に会する場が今のところないというのが現状で、高野町のほうからは、開催されるまでにやはり顔突き合わせて、事業がうまくいくように会議で集まる必要があるのではないかというのは申入れをしているところでございます。会議が近くなってくればされるであろうと思いますので、しっかりそのときにはPRもし、そして紀の国わかやま文化祭全体から、全国民の皆様に対してしっかりメッセージを出せるように考えていきたいというふうに思っております。  また、全国から多くの方々が、当然これは動くことになります。町としましても、今回の事業を通じて、町のよさ、それをしっかり来られる方に伝えて、今後のお客様の誘客にしっかりつなげてまいりたいと思っております。  また、先ほどからおっしゃられてますコーラスのことでございますが、これはもともと研修とか、学会の誘致というので、何とかお客様に来ていただかないかというようなことで、施策として進めてきました。来月行われる高野山会議もその一つであります。  もともと偶然コーラスが高野山に来たというものでもございませんでして、和歌山市の観光関連の部長さんをされておりました方、今年の4月で定年退職をされましたが、その人との付き合いの中で、コーラスの世界の発表会が高野山でできたらなというような話をもともとしておりまして、そして今回、こういう文化祭がありまして、ぜひ高野山でしようね、したいねというふうな話でまとまりまして、今回のような動きになっておるところでございます。  今後、誘客の観点からも、そして文化の観点からも、この事業をしっかりこの文化祭を通じて高野町に根づいていくように努力してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) ありがとうございます。そのようによろしくお願いいたします。  そこで、一つだけ、高野町の町民の皆様にはそんなに、この文化祭がこのようなことが行われるというのは知っている方がまだ少ないかと思いますので、そのことを住民の方にも知っていただくということも大事なことかと思いますので、そこはどのように考えられますかね。お願いいたします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 失礼します。  6番議員の御質問につきまして説明させていただきます。  町民への周知なんですけれども、町内回覧、ホームページ等で随時発信していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 大きな催しになりますので、しっかりよろしくお願いいたします。  以上で、私の質問を終わります。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。  再開は、午後1時からです。            午前11時40分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 失礼します。  今回、私からは2つの質問をさせていただきます。1つ目はコロナ禍の現状と諸課題について。2つ目は町職員に関わる働き方改革についてです。  先頃、第4波と呼ばれる感染拡大のもと出されていた緊急事態宣言も、ようやく一部を除き解除されました。今後も変異株による感染拡大も伝えられ、予断を許さない状況ではあります。そんな中で、国では接種の出遅れが指摘されてもいましたが、県下及び本町においてはワクチン接種が計画的に行われており、住民間で安心感も広がっています。ひとえに日頃の目の詰んだ健康保健行政の成果であり、本町職員の皆さんのチーム力によるものと思います。接種を終えた地域の方々、私も2度の接種を終えたわけなんですけども、出会ったら、何かほっとしたなというような形で、挨拶代わりで言葉を明るい表情で交わせるようになっています。  そこで、ワクチン接種に関連して伺いたいんですけども、これは大西議員と重複する部分もありますが、予定した内容は接種状況、進捗率、副反応について、今後の見通し及び課題、また若年層への接種計画等の予定ではありました。私からは、それに関連してにもなりますけども、1つは、先ほどキャンセルがあった場合、ワクチン有効活用の観点から、そういう体制を取ったということでした。ちょうど私も集団接種で、隣に座っている方が、あれ、ちょっと年代は若いのにといって話を聞くと、ちょうど自分も登録しとって、連絡をもらって、今日は用事がなかったんで来ましたということで、ああ、そうなんやというふうに思ったんですけども、こうした事前の対応もあって、キャンセルに即応する体制と、非常に有効、また住民にとってもありがたいケースだと思うんですけども、これは何件ぐらい、また今後そうした形で、先ほどの説明にもあったんですけども、再度伺いたいなと。何件ぐらいキャンセルがあって、それに対しての申込みに応えていったのかです。  それと、もう1つ、若年層、12歳以上から高校生まで、特に中学生、小学生なんですけども、あくまで任意接種ではあろうかと思うんですけども、彼らの年代というのは、練習試合があったり、これから夏の大会等が近づいて、非常に交遊といいますか、する機会も増えてきます。私としたら、そういう学校と保護者と交えての協議もされたということなんですけども、積極的な接種を勧めるというのもちょっとあれなんですけども、そういうことも必要かなと。また、家族の安心感にもつながると。高野山に今後人出も増えるというふうなことから、それについてもちょっと伺います。  それと、もう1点、接種率が高くなってくると余裕も、医療スタッフ、関係部署の皆さんにも余裕が出てくると。それを近隣の自治体へも支援をしていこうという計画もあるということでしたが、そのあたりについて伺いたいと思います。  後は自席にて行います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 4番議員の御質問について、御説明させていただきます。  まず、キャンセル待ちで何名の方が接種されたかという御質問につきましては、すみません、ちょっと数字をきっちりと拾えてませんが、30件ぐらいと思ってます。議会終了までに件数はきっちり、すぐ分かりますので、すみません、調べさせていただきます。  もう1つ、12歳以上の対象者が引き下げられたと、12歳以上ということで、対象が引き下げられたということにつきましてですけれども、あくまでも12歳以上の方々に積極的に接種をしようという考え方ではございません。まず、政府のほうから、対象者になったと、あなたは対象者になっていますということをお知らせするという意味を込めまして、接種券のほうを速やかに発送いたしました。近隣の市町村におきましては、少しそのあたりを躊躇という言葉は違うかもしれませんけれども、少し先送りにするような考え方をお持ちの自治体もございます。ただ、私どものほうでは、中学校の先生方とも協議する中で、やはり対象になっているということはお知らせすべきだと。それをお知らせする方法としては大人の方たちと同じ、今までの16歳以上の方々と同じ接種券が手元に届くということが一番分かりやすいことだということで、まず発送させていただいております。でも、接種に関しましてはしっかりとお考えいただき、早急に手続をお取りいただくということをお勧めしたわけではございませんので、そこだけ押さえさせていただきます。  あと、近隣の市町村の住民さんに対する接種のことでございます。高野町においては、先ほど7番議員さんの御質問の中でも御説明させていただきましたので、接種率等については割愛させていただきますけれども、現在、見込みとしましては、もう既に高齢者の1回目の接種が80%を超えておりますし、ある程度お手元に接種券が届いているけれども予約を入れてくださってないような方には、再度お届けした接種券をお目通しいただきましたかという形でお尋ねするお手紙を出そうかなというような計画も今課の中で検討しております。そんな中で、おおむね8月末までに町民の中で希望する方々への接種というものが完了するんではないかなと担当者としては考えているところでございます。  ちなみに政府のほうは、9月末までに高齢者の接種を完了するということを示されていますので、高野町、総人口が少ないからやという考え方もございますけれども、比較的先行的に接種を進めてまいっておりますので、8月末までには、ある程度の町民の方々で希望する方々に対しての接種は完了する見込みと思っています。  そうなりましたら、次に考えたいのが、お昼間、高野町にお勤めの方々、その方々というのはお昼間は高野町の住民さんであるのと変わらないわけです。その方々についてどうにかしたいなと。もちろん住所地で接種していただくということが原則にあるんですけれども、ほかの市町村、いろんな理由により接種が進んでない地域もございますし、いまだ接種券が手元に届いてないよというような方々もたくさんおられまして、そのあたりをどうしていくかということが一つ検討課題にあります。  それと、住民票はもちろんなくて、だけども高野町で住んでいるという方、例えば、高野山高校の寮生の方とか、専修学院に入られている方。そもそもこれは国が示されている中で、単身赴任であるとか、就学で自分の住所地を離れているものについては、その地域で接種が可能やということを示されてますので、そちらについては関係機関とお話合いをしながら進める方向に動いています。併せて職域と申します、お仕事で高野山に、高野町へ来られている方々に対しての接種に関しましても、事業所さん、宿坊協会さん、商工会さん、金剛峯寺さん、いろいろなところにお話をお持ちかけさせていただきまして、今検討に入っておりますので、間もなく接種の方向で動くように考えていけると思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 8月末までには完了見込みということで、本町の対応が早くから目の詰んだ計画を、ワクチン接種のチームを立ち上げてということでしたが、私も知っている橋本のほうではいまだにあれやということで、連絡すら取りにくいというふうな事例も近くの市町で聞きます。高野町で働く方、町外の方々に対しての接種、これもある意味、町民と同等にそういう機会を提供するという意味では非常に有効な安心感にもつながるといいますか、双方住民にとってもお越しいただいて仕事をされている方にとってもだと思いますので、ぜひお願いしたいなと思います。  そして、中学生については、確かに成長過程ですし、保護者のほうでも将来に向けてまだ明らかになっていない部分とか不安があるかとは思うんですけども、それ以上に夏場にかけて交流する中でそうしたことが感染するという、感染もあろうかなという思いも持っています。  そして、せんだってもニュースで課長が語っていた部分で、高野は一つのモデルのような形で進んでいってるなというふうにも思うんですけども、このワクチン接種イコール重要な危機管理の一つではあると思うんです。そうしたことがこれまでのところスムーズに進んでいるということですが、そうした背景とかそういったものも、しっかり今後接種が終わってからも評価とか検証とか、課題もあったか分かりませんし、その現場では非常に大きな混乱や、ひょっとしたらしんどさがあったような気もするんですけども、そうしたこともまとめていただけたらなと思います。  次に行きます。町内においても感染の情報が春から伝えられました。そうした中で、感染した御本人や家族、地域等へのケアなどをどうされたのか。そういう必要がなかったのならよかったんですけども、そうした状況についてです。  そして、また身近なケースとして私たち住民はどのように関わるのかも大切だと思いますが、そういう広く人権意識とその向上という観点からも必要かなと思うんですが、そのあたりどのように捉えられていますか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 失礼します。  人権意識についてということで説明させていただきます。  和歌山県においては、和歌山県新型コロナウイルス感染症に関わる誹謗中傷対策に関わる条例が制定されております。また、当町においては、県に先駆けて高野町新型コロナウイルス感染症感染者等の差別・偏見の防止条例を令和2年12月定例会に提出させていただきました。そのことについては回覧にて周知させていただいております。また、その後、当町で感染者が出た後、再度回覧にて感染者の方や家族の方へ差別・偏見をなくすため、条例の啓発も含め、町民の皆様には周知させていただきました。  当町においては、ワクチン接種が順調に進んでおります。しかし、それでも誰が感染しても不思議でない状況には変わりはありません。これからもコロナウイルス感染症感染者の差別や偏見をなくすため、より一層の条例の啓発も含め、住民の皆様に周知していきたいと思います。そして、もし誹謗中傷の報告があれば調査をし、条例にのっとり、県や関係機関とも連携をしながら、適切な対応をとっていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長に申し上げます。マイクに原稿が触れないようにお願いします。  尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) すみません。福祉保健課では保健師を置いて、日頃より住民の皆さんの健康管理でありましたり、いろんな御相談を受けるという役割を担っております。もちろんこのコロナウイルスの感染に関しましてももちろん例外ではなく、橋本保健所の保健師と常に連携を図りまして、感染された方、御本人、または御家族、または濃厚接触者というような立場に該当してしまった方、いろんな方々のお立場に立ち、御相談をお受けし、心と体のケアに当たっております。  本当に感染された方というのは、何でなんやろうとか、もう自分はこのまちに住めないようになるんではないかとか、いろんな御不安な気持ちを抱えられる。そういう状況になってしまうことが多くございます。それは個々に対応させていただくとして、ほかに健康相談の場であるとか、健康教室の場で、そういう感染に対しての御理解をほかの住民の皆さんにもしっかり持っていただくような働きかけ、それに心がけて今年は当たるようにということで、課の中では共通認識を持って業務に取り組んでいるところでございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そうした心と体のケアという部分では保健所と協働して当たっているということですが、何分、高齢者の方々がおいでになって、非常に不安なあまり、よからぬというか、情報が出回ったりするケースもあろうかと思います。ここは、このことについては継続的に広報なり、情報提供、正しい、先ほどの条例制定も広報されていることではあるんですけども、続けていただけたらなと思います。分からないままにそういうふうに対応しているというふうなケースもあろうかと思いますので、よろしくお願いします。  それと関連しますけども、中高生あたりが接種していないというようなことからする新たなまた課題も見えてくるとは思うんですけども、そのあたりも、午前中の説明にもあったんですけども、またよろしくお願いします。  次に行きます。午前中に経済社会活動の再開についてという部分に入っていくんですけども、収束を見通す中でどう再開していくか、活発に進めていくかということになると思うんですけども、国、県、管内、市町の動向もあろうかと思うんですけども、どのような点を基準にして、これやったらいけるなとかというふうな部分で判断されるのかということですよね。  それから、参拝客とか観光客増も先ほどのリフレッシュ、和歌山のキャンペーンも再開ということで増えてくると思うんです。そのために誘客につなぐための準備計画というのも午前中にもあったんですけども、今の段階ではちょっと検討中ということでしたが、これについては再度伺いたいなと思います。  それと、2つ続けていきます。次に、厳しい経済状況が長引く中で、町内事業者、観光関連業者の皆さんへの種々の支援をお願いしたいのですが、その根拠となる財源とかがあって非常に難しいということでした。独自の経済対策、生活支援策、消費の喚起策等々も昨年までの本町のとった非常に臨機応変な対応は非常に評価も高いとは思うんですけども、これについてはどんな見通しで向かわれるわけですか、お願いします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今議員御質問の件は、朝の7番議員さんの質問の際にお話をさせていただいたことと重複をいたしますので、詳細について述べるのはとどめます。ただ、やはりそういった交付金とかが下りてくるというようなことがあって、じゃあこれを使ってここでこうしようというところはまたその時点であれば判断をしていくことかと思います。またそれは改めて後の議会のほうに提案をさせていただくことになるのかなというふうに思います。  私がちょっと聞いておりますのは、生活支援策の一部として、従来でしたら生活環境課さんのほうがごみ袋の配布ということをやられると。今回はコロナ対応の中でのやはり困られているところもあるということで、去年とはちょっとニュアンスが違って同じような事業をするというのは聞いております。  今後、やはり状況を見極めながら、この点については何かあればまた提案をさせていただくことになるかというふうに思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 具体的に見えるような手だてとしてはごみ袋の配布なども検討と、予定しているということです。  中でも生活資金を年金に頼っている世代の数、多くいらっしゃると思います。仕事を続けている、年金を支給されながら続けている方の中には、それこそ雇い止めといいますか、働く場を失ったというふうになって、その結果として収入が断たれて厳しい状況に置かれた方もいるとは聞いています。その皆さんへの差し当たっての運転資金や生活資金が必要であるというふうな家庭に対しては、現在どのような手だてが用意されているのでしょうか。また、プライバシーのこともあるんですけども、全体的にそうしたケースというのはどれぐらい希望があって、問合せがあったり、現在ではしているんでしょうかね。分かる範囲でお願いします。 ○議長(松谷順功) どなたかお答えいただけませんか。  茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 朝の質問の延長に、同じことの繰り返しになりますけれども、今言った中でのやはり現状として、今手だてとしてあるのが子育て世帯生活支援特別給付金、児童1人当たり一律5万円、こういうもの。それと、やはり事業の関係で融資という、セーフティネット4号、5号とか、危機関連保証、あとは企業のほうがやはり人を雇い続けられるように雇用調整助成金の制度の延長、やっぱりこのあたりが今お話しできる部分になってくるのかなというふうに思います。  確かに、昨年はコロナの中で国、県、町と手厚い対応があったかと思います。それに比べて、今年についてはどうしても国からもビビッドに大きな、例えば事業継続化支援金みたいなものとか、去年は1人10万円ですか、そういったこともありましたけれども、そういったことが出てきていないという中で、コロナの中、やはり厳しい状況というのは私たちも理解はしておりますが、朝お話ししたような形でなかなか原資になる交付金等がなくて、手だてがなかなかできていないという形かと思います。  ただ、昨年と今年が何が違うかというふうに言いますと、昨年は4月7日に全国的に緊急事態宣言の発出ということで、ほとんど全ての参拝観光の動きが止まって、宿泊事業者、観光事業者も休館、休業を余儀なくされました。ただ、今年はやはり和歌山県への緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の指定ということがありませんでしたので、3月、4月、5月と参拝観光に来る方というのは動いている中、例えば観光情報センターについても入館者数が昨年に比べたら5倍と確実に増加している。ただ、コロナがなかった頃に比べると2分の1ということなので、やはり影響は大きいんですけれども、去年に比べてやはり人というのは少しずつではあるけれども動いて経済活動がなされているという中で、やはり高野山内を見ていただいても、観光事業者で昨年のようにシャッターをぴしゃっと閉めてやめてしまっているというところがないということを見ても分かるのかなと。コロナワクチンのほうが普及をしていく中で、今後、夏を越え、秋になっていくと、もう少しこういったところの観光の自発的な動き、経済活動の自発的な動きというのは出てくるかと思いますので、そういったところもしっかり見ていきたいなというふうには思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 国、県の動向を見ながら、セーフティネットにつながるような施策を打ちたいということで、具体的には検討中ということです。  しかし、今年は昨年に比べて高野山に登ってこられる方も戻りつつあるということで、楽観はできないとは思うんですけども、その関連でですけども、参拝観光者の皆さんの来訪者の増加に向けて、我々住民、それから来訪者、商店とかサービス業とか、観光事業関連の方、双方についていえると思うんですけども、町民のワクチン接種は進んでいます。とはいえ、不特定多数の方々が大勢お越しいただくことは、歓迎なんですけども、まだ油断はできない状態だと思いますが、これまで以上に具体的な感染予防策といいますか、防止策というのもガイドラインというたら大げさですけども、そういうものも用意されていますか。
    ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 議員おっしゃるとおり、ワクチン接種が進んだからといって、全く感染がないかといったらそうではございません。感染する人は感染するということで報告も出ております。そのあたり、誤解のないように住民の皆様と共有していくことはまず大事なことだと思っておりますので、ワクチン接種が一段落する頃には、またそういうことも住民の皆様に向けて発信するようなことを考えていく必要があるかと考えております。  それと、ガイドラインということでございますが、今までと何ら変わらない感染予防につきましては基本的には変わらないことだと思っておりますので、政府が出しているもの、町の対策本部で考えていることをしっかりと住民の皆様と共有していくこと、それを引き続き実施していくということとなります。よろしくお願いします。  それと、先ほどちょっとお尋ねいただきましたキャンセル、ワクチンのキャンセルの枠で打っていただいた方の人数をお尋ねいただいてましたけれども、今日現在で登録者数が118人おられます。実際にキャンセルが出た件数が19ございまして、19人の方にそこに入っていただいて、接種を打っていただいております。118人の方につきまして、19人を除く100数名の方につきましては、御自分の予約の枠も取っていただいてますので、順次その枠にはまって接種していっていただいてます。ですので、登録としては118ございますけれども、現状では接種が進んでいるため、ロスに入っていただける人数は現在7名です。ですので、できましたらまたお近くでまだ接種されてない方々がおられましたら、そういうふうなことで登録ができるよということをお知らせしていただけたらありがたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 観光施設等での新型コロナ対策の部分ですけれども、昨年から私も事業の関係で幾つかの宿坊寺院等を訪ねさせていただいたり、泊まらせていただいたりしております。その中で、やはり宿坊のほうでも換気、アルコールの設置、密の回避、例えば食事のときでしたら対面で座って食事をしていたところ、必ず一つ飛びに空けるとか、丁寧な清掃、アルコール殺菌も含めてというようなことを、全てが行ったところはやっておられました。ということで、非常に安心を提供しているという感覚です。  あと、宿泊定員につきましても、例えば60人泊まれるというところでありながら30ぐらいを上限にして広く使っていく、そういったこともやられておって、その傾向は今後も続いていくんだろうなというふうに思っておりますので、やはり皆さんが新型コロナウイルスの感染に対して非常に敏感になって、できることをやっていただいているということで、高野町におけるそういった部分て非常に高いのかなと。しかし、慢心をしますとクラスターということになってまいりますので、常にどういうところで罹患するんだみたいなところの情報というのをしっかり入れて、正しい理解の上で対策をしっかりやっていくということを今後も継続していく必要があるかと思います。  やはりこういった対策の中には、去年、町のほうで出しました観光事業者等コロナ対策補助金ということで30万出しましたけれども、そういったものも有効に使われているというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) やはり結局基本に戻るというような予防策であるということですが、安心を提供するというサービス業なんかも、去年から今年にかけて一旦店、飲食店なんかへ行ったらまたそういった換気とか、アクリル板とかでかなり徹底しているというか、バージョンアップしているなというふうなことも我々も感じるんですけど、住民としてはやはりそのあたりを自分らも緩めずやっていくというふうなことも必要だと思いますので、住民向けの情報提供を繰り返し、町内放送もそうですけども、もう定着はしていると思うんですけど、よろしくお願いします。  それと関連しまして、長引く自粛生活を続ける高齢者世帯の皆さんに関連してです。ふだんからもう私は動くことはないよとかって、どこも行けへんさかいにとかっていう方が私の周辺には多いんですけども、同時に、そうした状況の中で健康志向の意識を持ってもらう。向上を図るという機会にもなるのかなと思います。そうした取組をということなんですけども、日頃、健康相談に関わっておられる保健師さん、それとヘルパーさん、介護職の方、福祉に携わる専門職の方、また民生委員さん等については、ふだんから個別に対応されたり、地域の高齢者の見守り活動なんかをされています。そして、頼りにされていると思うんですけども、現在の利用者とか、高齢者の方々の様子はどんなもんですか。私の知る限りでは普通にしとるんかなとは思うんですが、ちょっと元気がないのかなというふうにも思うんですけども、そのあたりはいかがですか。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) そうですね、もうこのコロナのことが言われ出してもう丸2年が経過してます。最初は私どももどういうふうに住民の皆さんと健康づくりの事業を進めていくか、健康相談につきましてもお休みした期間、長くお休みさせていただいた期間もありました。でも、いろんな社会の中での物事の考え方も変わってくる中で、やはりウイズコロナということで、一つの感染症ということをもってある程度うまくつき合っていく、日常を取り戻していくということ、経済活動とともに住民個々の生活についても同じことがいえるだろうということで、できるだけ今まで行ってきた事業を同じように、できるだけ同じように実施していくということを目標に、日々取組を再開しております。  一つの例を挙げて御説明させていただくと、ウオーキングですけれども、富貴地区、高野地区、富貴地区については1週間に1回やっておりますし、高野山についても月に2回ですか、実施を行っております。  最初、なかなかコロナのこともあって、人と出会うのがどうよということがあって、なかなか御参加いただけない状況のときもありましたが、逆に最近は増えてきておりまして、高齢の方が外出する一つのきっかけにしていただけてるんではないかなと。もちろんウオーキング、体を有酸素運動をするということでそもそも血圧の変化だとかいろんなことを確認していただく場にしてたんですけれども、やはり感染対策についての話をしたり、おうちでも御自分一人でも取り組んでいただけるようなストレッチでありますとか、健康体操みたいなことを保健師の健康事業、もっといえば介護予防事業のほうでも理学療法士の先生なんかを入れて今展開しています。そんな中で、おうちで御自分でトライしていただけるようなことなんかも知っていただく。そして、人とうまく出会って、ストレス発散して帰っていただくという、できるだけ短時間に凝縮して、長く集まる時間を持つのではなくて、短い時間で、ぐっと皆さんと集まって、同じ目標に向かって体を動かして、また解散するというようなことを今繰り返しやってます。  私、お聞きしているところでは、好評を得ていると思っております。今後も血圧測定の事業ですね。高血圧ゼロプロジェクトのほうも先日、民生委員さんに実施をお願いさせていただきました。今後は住民の方々にもお願いするような方向を持ってますし、この後、健康診断、動脈硬化健診でありますとか、特定健診なんかも予定どおり実施する予定です。  こういうコロナでなかなか大変な時期だからこそ、自分の健康を見直す、議員おっしゃるとおりだと思います。自分の体に目を向けていただくというようなことを保健師中心に展開していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 日頃そうしたことも見通して、ひいては高血圧ゼロであるとか、健康長寿のまちづくりにつながると思いますので、今後も健康維持、増進に向けて丁寧に関わっていただけたらなと思います。  2つ目に移ります。町職員に関わる働き方改革についてです。  一昨年の一般質問でも同様な内容を問わせていただきました。その後、このコロナ感染症の発生・拡大ということもあったりで、最前線で対応に当たり働く関係部署の方々のみならず、本町職員の皆さんがそれぞれの立場で奮闘する姿を頼もしく思っているわけなんですけども、このような日々身近な現場で働く職員の皆さんに大きく関わる働き方改革だと思います。それでこの質問を準備したわけなんですけども、これまでの経過や取組について伺います。  まず、コロナ禍の中でやむを得ず時間外の勤務ですとか、残業ですね、休日出勤とかということで、結構厳しい、ハードな過重労働といいますか、そういう部署もあろうかと思うんですけども、そのような状況の中で、どのような対応、対策で乗り越えておられるのかなというふうに思います。  また、職種ですね、消防職、医療関連職等あると思うんですけども、そうした部署における勤務の状況、これ前回も伺ったんですけども、残業であるとか、有給休暇の振り替え休日等について、どうした変化があったのかということについてお願いします。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 失礼します。  では、説明させていただきます。  昨年度よりコロナワクチン対策室を設置させていただきまして、福祉保健課職員15名、係長職員21名が通常業務に加えコロナワクチン対策室業務として勤務していただいております。福祉課においては、令和2年度より一般事務の課長補佐を追加し、課長補佐3名体制、保健師を新規採用して職員を増加しております。さらに5月には異動により職員を1名追加するという感じで対応させていただいております。  消防職と医療職関係なんですけども、消防職については今回のコロナでは大きく事業の変動は起こっておりません。ただ、医療関係者においては、今回のコロナ対応において通常業務より全体として5割ほど増えています。福祉保健課についても残業は2割程度増えている、そんな状況でございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) それに見合うだけの報酬ですとか、手当とかという部分も気になるところなんではありますが、元気に働けるということが前提になると思いますが、そうしたことの頑張りがあって、今回のコロナ対策室の人員の増強なんかもされたということで、安心といいますか、心強く思います。  次に、本町のほうで働き方改革として一貫して進めてきたこともあると思うんですけども、その重点的な項目、また具体的な取組内容ですとか、実施の現時点での状況、またそれから人材の育成、新しい職員、新規採用された職員の方々もこの数年増えてくるとは思うんですけども、そうしたことに関連する改革について伺います。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) すいません。では説明させていただきます。  基本的な取組として、残業の上限は基本的に月45時間、かつ年360時間以内として運用しております。ただ、災害時、コロナ時の場合は特別な場合を除き上限時間を守られており、過度な時間外労働は行っておりません。また、ノー残業デイ、水曜日、金曜日を実施しております。  有給休暇の消化については労働基準法で義務付けられていますが、それに準じて当町も5日消化する旨、職員に指導しております。令和2年度年次取得率は、一般職は33%、消防職34%、医療職42%、全体として34%です。また、同一賃金、同一労働、同一労働同一賃金の推進として、令和2年度4月1日から臨時職員、非常勤の方が会計年度職員となり、職員の給料表に応じた報酬及び、また期末手当を支給しております。  また、令和3年3月に高野町職員研修計画を策定させていただきまして、職場外研修としては、和歌山県研修協会において専門的研修の積極的な参加、また職場内研修としては職員によるプレゼンテーション、また職員間での勉強会を行い、人材育成に取り組んでおります。  また、定年退職した再任用職員の方には、長年の経験と専門的な知識を生かして後進の職員の育成に役立てていただいております。そういう状況でございます。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 今、課長のお答えの中で経験豊かな再任用の方々、今年度も多数おいでになったと思うんですけども、そうしたことを継承していく、伝達するというのも研修というか、本当に身近なところでできる研修だと思いますし、それが働き方改革にもつながるかなと思うんですけども、上限を守っての規定、時間外業務等、それから年休の有給休暇の取得も増えてきてるということで、努力していただいているというふうにも思います。  若い世代のモチベーションがアップするとか、高野の役場で働いてよかったと、ここで働いてというふうな充実感が持てて、みんなにそういうことを伝えていけるような職員の皆さんがもっと増えたらいいなと思うんですけども、そのためには自由な意見交換、世代を問わず必要かなと思うんですけども、ぜひその熟年世代の方々の力をさらに発揮していただけたらなと思います。  今後はデジタル化等によって、IT化によっていろんな働き方そのものが変わってくる、リモートワーク、テレワークとかよくいわれています。高野町もワーケーションの誘致をしているというふうなことなんですけども、ぜひモデルとなり得る働き方改革を本町もとっていただいて、やはり高野町はそういうことを先取りというか、並行しているまちやでというふうなことで取り組んでいただけたらなと思います。  そして、次に、時間もあまりないんですけども、メンタルヘルスケアについて現状と取組ということでお伺いします。  公務員のみならず、民間企業等、社会の維持発展を担っているわけですけども、複雑で多様化して専門的な知識や技能を問われる中で、デジタル化、効率化、成果と実績を求められるという中で、心身において不調を来す事例も多いと思われます。本町についてはメンタルヘルス、ケアも含めてなんですけども、どのように捉えて対応、取組をしていますか。 ○議長(松谷順功) 新谷君に申し上げます。質問時間の残りがあと9分少々となっておりますので、よろしくお願いします。  古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 失礼します。では、説明させていただきます。  職員には年1回のストレスチェックを実施しております。また、所属ごとにストレス状況の把握をし、高ストレス者で希望する職員には産業医の面談を実施しています。5年連続で高ストレスの職員については強制的に面談を実施しております。面談の結果、緊急を要する職員については、総務課でも面談を実施し、状況の把握を行うことをしております。  令和2年度、ストレスチェック受検者は156人で、その中高ストレス者は35名、うち面談実施者は6名です。また、ストレスチェックだけではなく、総務課が窓口になって随時職員からの相談を受ける体制をとっております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そのあたりで先ほどの話とも重なるんですけども、日常業務を淡々とという部分と、コロナ禍の中で変則的な勤務等もある中で、大変やろうなというふうに思うわけです。若い世代も含めて、特にそのあたりの働き方についての研修といいますか、自分自身のメンタルヘルスのケアといいますか、私も厚労省のホームページなんかを見たら、いろんなそういうページがあったり、動画があったりして、なるほどなというふうにも思うんですけども、ぜひそうしたことも研修の中にも位置づけて、35名の方が強度のストレスを感じてるということでしたが、そういうことを予防すると。ストレスは誰にでもあるのが逆に正常かとは思うんですけども、それを次の意欲に伝わるような形で生かしていくというふうな対応が必要かなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、あと一つ、会計年度任用職員との関連というのがあったんですけども、時間もありません。令和2年度からの会計年度任用職員の制度なんですけども、嘱託非常勤職員がこのような会計年度任用職員へと移行したわけです。本町でもそうした会計年度任用職員の方々にも同じような関わり方、また機動的、柔軟に人員も配置しているとは思うんですけども、そこの会計年度任用職員の方は現在何名の方がそれぞれの部署で勤務されていますか。 ○議長(松谷順功) 新谷君に申し上げます。質問時間の残りがあと5分少々となっております。  古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) では説明させていただきます。  令和3年度においては、会計年度任用職員は41名です。各課要りますかね。一応一般職員行政が15名、専門職11名、技能労務職員5名、看護職員3名、教員職5名、あとALTとCIRということで内訳になっております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 本当にチームとしてというか、町の職員の皆さん方、各部署で意気に感じて、それこそプロフェッショナルの仕事をしていると思うんですけども、今後、実際の職務現場で業務を通して行う教育訓練とかというやり方、OJTとかいうそうなんですけども、そうしたことも既に実行されているというようなことで、頼もしく思っております。今後の働き方改革の方向について、町長、最後にちょっとそのあたりをお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 4番議員の質問にお答えさせていただきます。1番、2番ありますので、簡単に答弁させていただきたいと思います。  いろいろな行事とかイベントとか、どんな基準でするのかというようなお尋ねが一番最初にありました。当然、国が示す緊急事態宣言ですね、それとかまん延防止措置、そういったものが基準になってくる。これはもう全国の自治体、全部そうです。それと、オリンピックですら世論を真っ二つとしているのがまだ続いておるところであります。やるべきだ、中止にしろというようなことがあります。だから、やはりいろんなイベントを今年は町としてコロナ感染の状況を見定めた上で、これをやるんだ、どうなんだというのは、なかなかまだまだ言い切れないというところがあるのが現状でありますが、ずっと僕も説明させてもらってるんですが、来月高野山会議があります。これは多くの教授、先生方が集まる将来のスイスのダボス会議のようなものに成長させていきたいという、壮大な会議の第1回目を今年開くようになってます。これは和歌山県と金剛峯寺とうちと、それと東京大学とが手を組んでやる事業で、これを世界的な会議にしようという、一つの誘客のイベントですよね。そういったことをしていこうというふうにやっております。  それと、今日はコーラスの話も出ました。コーラスをしっかり続けていって、世界的なコーラスの聖地にしていく。これは一大イベントにしていこうというような第一歩目の年であります。  だから、なかなかコロナがあるので消極的なというようなイメージを4番議員さんはお持ちのようであると思いますが、いやいやそうではなくて、やるべき将来につながる大きな事業の第一歩目を今年はやる。また、テレワークやワーケーションも当然どんどんやっていこうというふうにも考えておるところであります。  その中で、少しうちの課長の説明を勘違いされているとこもあるんですが、町も国のようなセーフティネットをされるようだというような発言、4番議員からありましたが、そういう発言はちょっとしておりませんし、生活困窮されている方への支援というのは、当然国の責任のもとでやるものでありますので、そういったことは我々町長とか、議員の皆さんが一生懸命国に、予備費がどっさりある中で、次は衆議院選挙があります。僕が初めから言うてるタイミングというのはその衆議院選挙でどれだけの支援策を出さすか、どういう公約を入れさすかというのが僕たちの役割だと思いますので、そのタイミングを見計らって、GoToトラベルや和歌山県のリフレッシュキャンペーンとか、うちの徳パックとか、そういったものをコラボしながら、秋、来秋にかけて大きなお客様の動きができるようなことにつなげていきたいというふうにも考えております。  ただ、変異株等がまだまだ動く可能性があります。今年ワクチンを打ったからもう今年でコロナは終わるということは全く考えられることではありません。当面、この状況は続くと思いますが、感染状況をどういうふうな形でみんなでコントロールしながら生活を続けていくかというのが、今後、我々みんなで考えていかなければならない事項だと思いますので、議会とともに町もそのあたりを考えながら施策を進めてまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 新谷君に申し上げます。質問の制限時間が参りましたので、速やかに終了してください。 ○4番(新谷英一郎) ありがとうございました。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。  再開は、午後2時10分からです。            午後 2時00分 休憩            午後 2時10分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼します。  質問の機会をいただきましたので、私はこの6月議会におきまして、桜ヶ丘沈砂池の有効利用と学びの交流拠点までの通学路の安全は確保されているかの2点について質問します。  まず、桜ヶ丘を分譲して40年近くたちますが、沈砂池は現在も必要なものなのかどうか、伺いたいと思います。  後は自席にて質問させていただきます。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 失礼します。  では、説明させていただきます。  あの桜ヶ丘を造るときに、あそこは中州やったので、一番真ん中がちょうど水路が流れてた。その水路は暗渠にして、今の沈砂池に流れ込んでいるような感じの状態になってます。そこの中には、水だけではなくて土や泥とかも入っていくような感じになっております。この池がなくなると、その土砂がその下の御殿川の水路に流れ込んでしまうような、そんな感じの構造になっております。大雨が降ったときとか、台風のとき、そのときは調整池の役割をしていて、防災上、あの池が必要やと考えております。ですので、今までのとおり、沈砂池として管理運営していこうと思っております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 何十年とかって、そんな法的な規制はないんですか。40年たったら沈砂池、個人というか、私営の分譲地でしたら沈砂池をもう閉鎖して、宅地にして売り出しているという、そんな箇所もあるかなというふうな気はしております。  それと、1メートルほどのヒューム管、沈砂池に向けて流れ込んでますけども、土砂が流れてきてどうこうという、そんな感じは受けてないんで、どうかなと。この後、また引き続き防火用水のほうに代替できないかということもまた言いたいと思いますので、そこら辺も踏まえてお願いしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 実際、あそこに砂は流れ込んできているんです、実際のところ。確かに何かあそこにパイプを入れて流れ込んできているので、どこまで砂が流れ込んでいるのかというのは分からない状態ではあります。  ただ、あそこはやっぱり調整池の役割というのはあって、結構高野山上どこでもあるんですけど、結構水害のところというのは、あんな感じに何か空けているところが結構あるんですね。砂を取って、そこへ水をためて、下へ流れ込まないようにしているというのは、あそこだけではなくてどこでもあるところではあるんですけども、結構先ほども申しましたが、あそこの真ん中が元水路だったというのがあるので、結構な水が流れるのは確かです。それをあそこにためているのは確かなので、一応その後、それを防火上に使うかどうかというのはまずちょっとあれなんですが、一応防災上としてまだ必要と、そんなふうには考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 沈砂池につきましては、一応了解いたしました。  次に、桜ヶ丘周辺には100軒を超える家が密集しているが、火災発生の場合、消火栓と防火水槽、2か所あると思います。ごめんなさい、消火栓が2か所と防火水槽が1か所、桜ヶ丘で。それだけで万全か伺いたいと思います。  昨年の火災のときは、水が不足して、最終的には玉川にホースを投入して、補水したと聞いています。沈砂池の近くでポンプアップし、7気圧以上に加圧しているので、消火栓は十分使用可能だということでしたが、2か所同時に使用した場合でも水量が十分確保できるのか疑問に感じております。
     そこで、沈砂池の200トンを超える水を有効利用できないものか伺います。以前に質問したときは、ホースを直接沈砂池に投入すれば泥水を吸い上げ、ポンプ車が故障するとの回答でしたが、給水口を50センチほど高くして、上澄みを取水することで可能ではないか。また、取水口を別に設けることは不可能か。何らかの手だてを考えてはいかがなものか、答弁願います。 ○議長(松谷順功) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 5番議員御質問の桜ヶ丘沈砂池の有効利用について、御説明させていただきます。  まず、5番議員からは、平成28年12月定例会においても、当町内会に設置されている防火水槽で有事の際、速やかに使用できる状態にない防火水槽があったことから、これを懸念して沈砂池を防火水槽として併用できないかとの御質問がございました。消防としましては、現在も当時の説明と同様で、先ほど総務課長も申しましたとおり、沈砂池としての使用目的がある以上は、ごみや土砂が流れ込んでくるなど、防火水槽としての基準を満たしていないことから、防火水槽への代替については認めることはできませんが、普通の池として捉えて、十分な水量がある場合は、有事の際に有効活用させていただくということで御理解いただければと思います。  なお、当該地区において火災発生の場合、消火栓と防火水槽のみで万全かとの質問についてですが、以前の御質問の後に、有事の際、速やかに使用できる状態になかった防火水槽の問題は解決しておりますし、当該地区の消防水利の充足率は高いものがあるとともに、昨年、南地区で発生した建物火災の消火活動を見ていただいても分かるとおり、先ほど言われました玉川河川からの中継送水も展開できる地区であることから、消火栓と防火水槽のみとは考えておらず、消防水利はほぼ万全に近いものがあると考えております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) それでは、ポンプアップして7気圧を超えると聞かせてもらってます。2か所同時に開いた場合、大丈夫ですか。狭い道のところで両方に家があります。火災か何か発生したらもう全滅するんじゃないかなというような危惧をしております。消火栓2基を一度に使って、少し高いと思います。大門と多分同じぐらいの高さになるかなと思いますが、十分水は確保できるのでしょうか、お答え願います。 ○議長(松谷順功) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 火災は発生してはならないものですが、火災発生の折、なるべく消防としましては、消火栓はあまり使いたくないです。この南地区での建物火災の際も防火水槽に水をためるために消火栓を使いましたが、この消火栓を使ってしまいますと、家庭の水が濁ってしまいます。ですから、基本は防火水槽や河川等を使う方向で消火活動を進めております。  なお、今7気圧ですか、これで十分かとの御質問ですが、2か所開けて、ポンプアップを、どれぐらいの力でポンプアップするかによってかなり変わってくると思うんですけども、やはりあまり2か所同時には開けたくはないです。開ければやっぱり放水量はかなり減ってしまうと思われます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 前回に質問させていただいて、防火用水1つきれいにしていただきました、役場の皆さんのおかげで。あそこと、それと桜ヶ丘にもう1つかな、防火用水。その2か所だけで十分。初期消火には十分だと思うんですけども、一旦火災が発生すれば、恐らく全滅というか、前後のところは全滅するぐらいのことになるんじゃないかなと思うんですけども、消火栓はできるだけ使いたくないって、それでいいんですか。 ○議長(松谷順功) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 使わなければならないときはもちろん使いますし、防火水槽で初期消火を行っている最中に、先ほど言われた玉川から中継送水、水を持ってくる。消防団の技術というのもかなり上がってきてますんで、中継送水で水を十分確保できる近さにあるとは考えております、桜ヶ丘地区については。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 消防の技能も高まってますので、十分大丈夫だというお言葉をいただきましたので、今のところは了解しておきます。  それと、以前に清掃してから数年たっていると思われます、沈砂池。夏が近づくにつれて、1メートルぐらいの雑草が生えてます。このまま行くと、悪臭とボウフラの発生も危惧され、至急清掃をお願いしたいと思いますが、いかがなものでございましょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 説明させていただきます。  平成30年に1回清掃してます。2年ごとに清掃ということなんですけども、令和2年度はしてなかったので、また清掃させていただきます。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 清掃もしていただけるということで、了解いたしました。  それでは、次の2点目の質問に行きたいと思います。  以前、通学路の質問をしましたが、新しい学校が開校すれば、土曜、日曜、祝日、長期休暇を除き、毎日100名を超える児童・生徒が登校しますが、本当に今のままで安全性が確保できるのか疑問に思われます。つい先日も車同士の接触事故が発生したと聞いています。人身事故でなかったのが幸いだと考えますが、工事が進むにしたがって、大型車両の往来も増えてくると思われます。グリーンベルトは結構だと思いますが、乗用車同士の対向も不可能な場所もあるので、支柱は撤去するほうがベターだと考えますが、答弁願います。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼します。  5番議員の御質問に対して説明させていただきます。  御質問の場所は、役場横の鶯谷へ向かう峠付近、峠の手前付近だと思われます。先ほどの質問の中でも説明がありましたが、歩行スペースの確保、それからカラー舗装の実施、それから視線誘導標の設置、狭小区間の前後に減速の文字を設置する。それと滑り止め舗装ということで、こちらのほうで凹凸をつくりまして、減速のほうを促すような対策を取っております。  現状なんですけども、通学路の安全確保について100%安全ですという状態をつくることは難しいです。ただ、難しいのですが、安全ですという形に近づける努力をするという必要はあると思います。ただ、その対策としては、いろいろと講じてきている形となっておりますので、今後、もう少しどういうふうなことができるのかというところで対応のほうを検討していく必要はあると思います。  ただ、利用者の方にもさらに協力をいただきまして、通行する際に御注意いただけるような形をとりたいと思います。  それと、先ほどの視線誘導標の件なんですけども、やっぱりあれがないとそのまま歩道部分へ進入しやすくなってしまうというところがありますので、あれは必要だと私どもは考えております。ただ、必要だからといって本数を増やすというところは今度ちょっと大型車への影響が懸念されますので、そこは難しいのかなと思っております。ただ、現状のものは必要だと考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 確かにあそこは道が狭いです。冬場になれば、すぐに対応して塩カリもまいてくれてると思うんですけども、あの支柱のおかげで、多分急ブレーキを踏んで、ますます事故が増えるんじゃないかなというふうな気はしております。そこら辺も考えて、また対応を考えていっていただけたらと思います。  それと、前回も言わせていただいたんですけども、通学路の安全確保のために、費用もかかることですが、総合診療所北側の駐車場になっているところから県土木事務所までを切り取り、迂回路を造る予定はないですか。すごく費用はかかると思います。ただ、現在、高野山道路の拡張工事が急ピッチで進んでいます。土砂捨場には困らないと思えますが、いかがなものでございましょうか。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 説明させていただきます。  新設道路ということになると思うのですが、こちら、今後の進め方としましては、もし新しいルートを考えていく場合に、いろいろの法規制や持ち主の確認を行いながら測量設計を行うという形になります。ただ、もう一つその中で懸念されるところが、史跡高野参詣道、女人道があそこにありまして、そちらのほうを越えていかなければならないというルートになってきますので、非常に難しいものであると考えます。  それと、新しいルートになりますと、現況から離れて新しいルートが現道へ設置するところまで絶対突き抜けないと事業効果が現れないというところで、予算的にも非常に厳しい状態を生んでいくと思いますので、現在のところは検討等はやっておりません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 前回も言わせていただいたんですけども、以前に青写真が作られていたって、そういう話はあったんでしょうか、なかったんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) こちらの話なんですけども、度々ちょっと出てくるようなところがありまして、中で探してはみたんですが、図面まで起こしたような跡はございませんでした。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 話にも上がらなかったと理解してよろしいですか。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 夢物語という、こういう表現はおかしいかもしれませんが、当時そういうお話があったということは聞いたことがあるのですが、図面等の作成というのは聞いておりません。資料のほうも残っておりませんでした。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今日も昼の休憩の間、ここを突き抜けたらいいのになとちょっと現場を見に行ったんですけども、山自体は本当にそんな高い山ではございません。切取りしてもじきに切り取れるんかなというふうな気はします。費用はかかると思います。あとまた万が一、迂回路ができた場合、舗装等の費用もかかってきますし、大変なことだとは思いますけども、その現ルートを通ることを思ったら、大分迂回路をしていただくほうがいいんじゃないかなというふうな気はしております。前向きで検討していただけたらと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  それと、学びの交流拠点整備事業は、まちを挙げての一大プロジェクトです。安心・安全を大前提に附帯工事にも力を注いでいただくようお願いして、私の質問を終わりたいと思います。  町長さん、何かございましたら。よしやったろうよという、そういう話がございましたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員の先生から大切なお話をいただきました。  桜ヶ丘の沈砂池、また防火水槽の件、これは現場、消防本部、そして消防団、そういった方々であの地区の安全と安心を守れるような防火体制を改めて確認するというようなことをしっかり進めてまいりたいというふうに思います。  それと、学びの交流拠点までの通学路というようなことで、中迫議員の前向きなというところの発言もあるんですが、やはり真上に世界遺産の文化財が走ってるというようなところで、基本50メートル以内はさわれないというような法規制も当然ありますし、費用の面が、どういったものを使えという提案などをいただければこちらも参考にさせていただくんですが、今、高野山道路とか、そういったところは高野町からの要望で県、国が動いてくれてがんがんやってきておりますが、当然、鶯谷線は高野町道でありますので、当然単独の支出になってくるかなというふうにも思います。  以前、大門の駅線から女人堂まで道を造れないかという話も、当時、奥坊課長のときにも相談したことがありました。結局、勾配とか、あと費用の面、莫大な面、どこからその金を捻出してくるのかというようなところで、当然断念せざるを得ないところもございます。いろんな事業を、この事業を削れ、この事業を削れ、この事業をやめなさいというような提案をしていただいて、その財源を道路に充ててはどうなという具体的なもの等を議会からもいただいたら、こちらもいろいろな難題に取り組めることもあるかなと思います。  現段階でいろんな施策をしておる中で、なかなか止めていける事業もございませんので、また財源もいろんなところで探りながらやっておる最中でございますが、財源の問題というよりも、今あるこの町道の、鶯谷線ですね。それの有効活用、そして安全管理、安全に対しての意識をまず高める。そして、物理的な構造ですね、そういったもののより安全性を高めるような努力をしっかりしていくのが務めかなというふうにも思っておるところであります。  当然、新設道路となると、一大事。学びの交流拠点よりも大きな事業になってくるぐらいのことになってきます。ある程度、それの費用負担、維持管理のメンテナンス、そういったことを考えると、現段階では現道でしっかり対策をしていくというのが大切なことかなというふうにも思っておるところでございます。  また、先生おっしゃっているのが、あのポールのことをおっしゃってるんかなと思います。あれは中学校の生徒会のほうから、登校中にどうしても車が、鶯谷から来る車は切り込んで入ってきて危ないんで、何とかしてくれへんかという要望が中学生のほうからありました。で、ああいう形にさせていただいております。中学生からは、あれが立ってから切り込んで入ってくる車はなく、安全に安心して歩けるようになったというような、現場を歩く子供たちが言うてくれてますんで、やはりそういった声も拾いながら、なかなか全住民、満足できるようなつくりにはならないかもしれませんが、安全に関して意識を高めていくよう努力したいと思います。 ○議長(松谷順功) よろしいですか。 ○5番(中迫義弘) はい。 ○議長(松谷順功) 順番に発言を許します。  8番、所君。 ○8番(所 順子) 失礼いたします。  コロナについてをまずは質問したいと思います。  和歌山県では全国に比べワクチン接種率が早く、高野町も順調に行っているように拝察いたします。医療関係者には感謝をいたします。そこで、これより質問をいたしたいと思っております。  小・中学校の英語教師が偽陽性になったとき、どこでPCR検査をされたのか。また、こども園のときはどこで何人されましたか。そして、こども園の保育士は現在どうなっているのでしょうか。  後は自席で質問をさせていただきます。 ○議長(松谷順功) どなたかお答えいただけませんか。  田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 失礼します。  8番議員の御質問に対して説明させていただきます。  本町の教育関係の職員が偽陽性となったときの管内の小・中学校の児童・生徒のPCRの検査場所なんですけれども、町のゲートボール場のほうで実施しております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 私のほうからは、こども園につきまして、こども園の保育士の感染が認められたときの状況について御説明させていただきます。  まず、1名、保育士が体調を崩しまして、病院にかかったところ、PCR検査の結果陽性となりまして、その日のうちに、ほかの保育士、また園の関係者16名でございます。16名、その日のうちに行政検査ということで、橋本保健所のほうでPCR検査を受けました。翌日、その16名の結果につきましては全員陰性ということで、結果が返ってきておりました。  しかしながら、1名の保育士の陽性反応からたどりまして、ちょっと間隔が狭いということで、もう一度、念のため検査が必要やということで保健所のほうから指導があり、それと併せまして、陽性反応が出た保育士が受け持っておりました子供さん、園児のクラス12名のクラスでございます。12名につきましてもPCR検査が必要やということで、これは2日後ですね。こども園の子供たちに関しましては高野山大学の学舎、黎明館の中で検査をいたしました。  保育士の2度目の検査も同じ、同日でありましたけれども、それにつきましては橋本保健所のほうに出向いて検査を行いました。その日のうちに、検査をしたその日のうちに結果が出まして、翌日から園は開園ということでしたけれども、陽性が出た保育士のクラスに関しましては、健康観察の期間が2週間ということで設けられましたので、少しずれて2週間後に全員復帰ということになっております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そうですね。聞くところによります、課長から答弁があったんですけれども、こども園の子供たちは大学の黎明館でPCR検査を行ったということでございますよね。この大学の黎明館でPCR検査をするに当たり、大学は生徒たちに、学校には近寄らず行かないようにと伝言があったそうなんです。もしコロナの人が出ていたら、大学生にも及ばないとは限りません。小中学生のときはゲートボールの近くのところでなさったということですけれども、どうして大学の黎明館でされたのか、その意味が理解できません。インド株もこれからは心配なところです。ワクチンがまだ終わっていない子供やほかの方々を守る方策をもっと考えるべきではなかったのでしょうか。大学は、教師、生徒に、このPCR検査をするときには大学には近寄らないというふうな伝達があったらしいんですよ。このような場所を選んだらいけないのではないかな。どうして2回目のときにはゲートボールのそこにしなかったかということを考えなかったのかな、というところをもう一度、明瞭端的な答えをください。課長の答弁がちょっと長いので、まとめてお話を、答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 今回、こども園に関しましては、町におきましては報告を受けております。感染が確認されたということもまずこども園、学園さんと保健所とのやりとり、PCR検査、行政検査ですけれども、保健所が行うことを行政検査といいますが、行政検査の実施につきましても、学園と保健所のほうで計画をされています。そんな中で、私ども、運営母体としましては、地域の子供のことでもありますし、御協力させていただいたという形ですので。  まず、日曜日であったこと。そして、一方向に流れるように人の流れをつくれること。そして、注射スペースが十分にあって、スムーズに人の流れをつくれるということが最終的には大事やということで、保健所のほうからも言われておりますので、その辺のあたりで学園さんが判断されたことと認識しております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そういうふうな伝達をしなくてはいけないような大学、日曜日でも図書館に行かれる学生もいらっしゃいますし、出入りが普通の一般の方もあるかと思いますけれども、そういうふうな伝達をしなくてはいけないような場所を選ぶというのは、コロナが陰性であったからよかったものの、もし陽性者の方がいらしたときには、ちょっと心配ではなかったのではなかろうかと。そういうのはやはりもう少し安心・安全な場所を選んでやっていただければいいのではなかったかなというふうには思っております。  そうですね、そしてコロナに関連の回覧のことでございますが、こども園に関しては町からの回覧は一切ございませんでした。消防職員のときにも、消防士1名がコロナ感染しと書いて、回覧板に回っておりました。何ですか、情報は正確にしていただきたいなということでございます。  小中一貫の陽性のときには、町長は、子供たちに、痛い思いをさせてごめんなさいというふうな回覧版が回っておりましたが、こども園に関しては一切そういう情報すらなかったんですね。回覧板にはやはり正確な情報を、住民に一つも漏れずにして回覧するときには情報をしていただければいいのではないかと思っております。その辺のところは、どうしてこども園のときには回覧を回さなかったのでしょうか。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) その件につきましてですけれども、消防職員、そして教育委員会のときは、町の職員ということで町長のメッセージが出たと認識しております、出させていただいたものと認識しております。今回は学園さんの職員さんであったということ。学園の職員さんであったということです。保育士は町の職員ではないので、その感染については、事業所さんのほうで、今まで消防署と教育委員会というのは町の職員としての発表であったというふうに認識しています。今回のこども園については、高野山学園の職員であるということですので、町のほうから公表はいたしませんでした。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。
    ○8番(所 順子) それでは、学園で高野町には全く関係ないというふうに聞こえてまいります。高野町が委託して、お金も出しておるこども園でございます。学園さんで関係があるんであれば、今度こども園も学園さんでさせていただいたらよろしいかなというふうになってしまいますので、そういうところは、学園であろうが何であろうが、やはり子供たちのことには違いがないんですよ。高野町の子供たちです。そういうところをそういうときにだけ学園さんがやったとか、そういうふうに分けていただいたら具合悪くて、高野町から委託しているこども園で、公設公営ですか、公設民営ですか、どちらかちょっとあれですけれども、そういう立場の中ですので、やはり高野町も携わって、やはりこういうことにも学園さんにお任せするのではなく、高野町も携わって、町長さんは本山との交流、全てにおいて町政にも入れていらっしゃるんでありますから、それは学園さんが決めたとか、そういうふうな区別はどのようにされていくんですかね。都合のいいときにだけ学園さんに任せておりますとか、そういうふうじゃあ、ちょっと意味が分かりません。高野町の子供たちというふうに捉えて、やはりこれからもやっていただきたいものでございます。  そのことに、最後に町長さん、何か答弁ありましたら、よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先ほど福祉課長が言いましたように、こども園、学園の責任者は、当然町としては指揮監督するところがありますが、責任者は町長ではございません。しかし、子供たちを見守る、コロナから守るという点においては、町が全面的に今回の検査も主導的立場をとって、こども園の場合でも学園を支えるように取り組んでおります。決してこども園が管轄外だから子供たちを区別するというような議員の考えのようなことは私はございません。全ての子供たちは健康に育つために全力を尽くして町が守るようにしていきます。しかし、組織というもののことを考えると、私が出すべきメッセージ、そして他の責任者が出すメッセージ、そういうところをしっかりそれぞれが考えてするものだというふうに思っております。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私は分けたら困るということを言ってるんですよ。町長さんは今違うようなことを言いましたですけれども、私は高野町の子供であるので、小・中の子供たち、こども園、皆さんのことを町が思わなくてはいけないというふうな質問をいたしたんですよ。町長の今の答弁であれば、私が分けてしているというふうなことをおっしゃいましたですけれども、それは全然意味が違いますので、その辺のところは訂正を私はしていただきたいと思います。そういうことは言ってないです。高野町の子供ですから、町も責任を持っていろいろなことを考えていただきたいと、そのように質問をしたんですよ。全く今のでは違うでしょう。その辺のところは、もう一度訂正をお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 町としては、私の責任としては、生まれた子から高齢の方、病気をされている方、健康な方、全住民の生命、財産、健康を守る義務がございます。そのために町行政をしっかり動かしているところでございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) いやいや、そんなことはもちろんしていただきたいんですけれども、所さんが思っているように分けてと、そういうふうなことを先ほどおっしゃいましたんで、私はまたこのことを質問しなくちゃいけないようになったんですよ。そこのところが違うでしょうと、私の質問と町長の答弁とは。違っているでしょうということを私はお尋ねをしたんですよ。  そら町長さんとしましては、小学校や中学校や、こども園の生徒、ましてや住民の方たちを十分考えていただきたい立場にございますが、先ほどの答弁が違うということだけは私がここで進言をいたしておきます。  次の質問に入りたいと思います。  予算についてでございますので、一問一答でお答えください。明瞭端的に答えていただきたいと思います。  まず、最初にふるさと納税の現在の残高をお答えください。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  ただいまの議員さんの質問についてお答えいたします。  令和2年度末の残高です。65億8,551万9,290円でございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、企業ふるさと納税は今現在は幾ら集まっておりますか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員の御質問について御説明申し上げます。  ただいま企業版ふるさと納税につきまして、2つの企業様から御寄附を頂戴しております。  以上です。 ○8番(所 順子) お幾らですか。 ○企画公室長(辻本和也) 金額は、2つの企業さんで150万頂いております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、もう一度、企画公室長に。高野町の現在の全予算はお幾らですか。そして、5月に私が質問したんですけれども、まあ全予算を先に答弁をお願いします。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員の御質問について御説明申し上げます。  令和3年度一般会計当初予算ですけれども、47億1,400万です。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そしたら、先に質問させていただきますね。  広報高野の印刷費と部数は何軒分ですか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員の御質問について御説明申し上げます。  ただいま発行部数ですが、1,700部数でございます。 ○8番(所 順子) 印刷費用は。 ○企画公室長(辻本和也) 印刷費用。この6月から新しくなりまして、12ページで15万9,000円となってございます。 ○8番(所 順子) 以前は幾らですか。以前。 ○企画公室長(辻本和也) 以前は12万7,160円です。これは12ページ分です。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 現在の役場の職員は何名ですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 141名です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) もう一度、回覧板の募集職員の人員は、今年は何名になっておりますか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 若干名です。 ○8番(所 順子) 若干名じゃなくて、何名。 ○総務課長(古倉 充) 若干名です。 ○8番(所 順子) 若干名じゃあ分からへんわ。それじゃあ答弁になれへん。大体何名とかあるでしょう。回覧板に出てる、募集してますでしょうが。 ○総務課長(古倉 充) 若干名でございます。 ○8番(所 順子) そういう答弁は困るんですよね。 ○総務課長(古倉 充) そんなふうに書いております。若干名です。 ○8番(所 順子) 若干名。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 若干名で募集してもらったら困るんですよね。何課に何名とか、どこに何名とか、やはりはっきりした数字であんた募集してもらわんと、若干名で。若干名いうと5名も若干名かも分からへんし、10名でも若干名かも分かりませんし、そういうので募集されたら困るんですよ、こちらとしましては。給料にも差し障ってくることですので、若干名の答弁はよくないと思いますよ。大体何名ですか。 ○議長(松谷順功) どなたかお答えください。  古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) よそのほうはどんな感じか分かりませんが、うちのほうでは若干名で。 ○8番(所 順子) 富貴。富貴も高野町ですが。 ○総務課長(古倉 充) 富貴じゃなくて、若干名です。 ○8番(所 順子) その答弁は要らんって言ってるでしょうが。 ○総務課長(古倉 充) はい、でもそれで若干名です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) もうそういう答弁をするというのは、高野町としてはふざけるなと言いたいですね。何でも大体でこの金額、大体の人数でこれ。若干名、若干費なんてね、人間まで丼勘定でそうやって募集するんですかね。そういうのはよくないと思いますよ。もう私、質問する気力がなくなりますわ、そういう答弁は。でも、まあ課長はそのように言えということを御指示されているので、若干名というしかございませんでしょうね。分かりました。  そしたら、続きの質問に入りたい。このことに関して一つ一つ質問させていただきます。  そうですね、この企業、教育事業に協力をという、企業版ふるさと納税の募集を町はされております。高野町は4月から国の認定を受けた地方創生プロジェクトに寄附を募る企業版ふるさと納税の募集を集めたと。教育関連施設の集約、英語教育の充実など、力を入れる教育関係の事業を町外企業の協力を得て進め、町の財政負担の軽減を図るねらいだ。主に寄附を募るのは小・中学校やこども園、公民館、給食センターなどを集約し、2024年6月の完成を目指す学びの交流拠点整備事業。イギリスの公的機関に委託し、子供の英語能力の向上のための人材を育成する英語教育強化事業。郷土を学ぶ副読本、私たちの高野町を改訂する。ふるさと教育充実事業の3事業。2021年度の目標金額は学びの交流拠点整備事業が7,100万円、英語教育強化事業は2,700万円、ふるさと教育充実事業は200万円の計1億円としていると、このような記事が新聞では出ておりました。  これ、そうですね、今企業ふるさと納税の募集が2業者で150万円頂いているということですが、この先も4月からですから、4・5・6、3か月で150万ですね。今年いっぱい、まだ先があるので、1億募集ということをうたっているわけでございますが、小中一貫新築を英語教育については47億と5,000万、既に8対1で可決しておりますが、この金額を減額するために募集しているのですか。その辺のところはいかがでしょうか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員さんの御質問について、御説明申し上げます。  先ほども議員、新聞記事か何かをお読みいただきましたけども、こういう事業化で御承認をいただいて、事業化に進んでございますが、どうしても財政的な御支援というところをいただくことによって、町からの持ち出し分を減らすことができると。そういったところで企業さん、うちの事業化に伴う御賛同いただいた企業様に御寄附頂いて、その御寄附頂いたものを事業費に充当させていただくというところでございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、この47億、建物建設費と英語の教育5,000万がこの金額を寄附していただいて減額をしていくというふうな内容と見ていいんですかね、ということですか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 議員おっしゃるとおりでございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そうですね、新聞記事内容の募集では、学校関係にしか使えない募集金にしか見出しは出ておりません。ふるさと納税は名目に沿って使うようになっておりますので、それにしか使えないということになりますよね。名目がふるさと納税には書く欄がありまして、そういうものには使うというふうになっておりますので、そのように、そこに使うということしかないですよね。それはそれでそのようになるんでしょうけれども。  そんな1億募集より、この47億、もっと縮小し、建築業者にも値引きなどを交渉したほうがいいのではないでしょうか。このように初めから減額を考えるのであれば、このような大規模な建物を建てる計画が間違っていたのではないのかなというふうには思っておりますが、その辺のところはいかが思っておりますか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員の御質問の件につきまして御説明申し上げます。  この47億という、確かに議員おっしゃるように大きな額ではあると思います。しかし、この額を出すまでにいろんな検討、協議を重ねた結果、こういった金額に収まっておると考えております。  当然、今も申し上げたとおり、企業版ふるさと納税ということで、うちの事業に御賛同いただいた企業様に御寄附頂いて、高野町は助けていただけるというところで、しっかりと今後は企業版ふるさと納税の部分について、企業さん等にはアピールして、御寄附頂けるような体制を取っていきたいと、そんなふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そして、この新聞の中に、英語教育5,000万円のうちの2,700万円を募集しているというふうに載っておりますが、なぜ2,700万円と新聞に出しているのか。これは5,000万のうちの2,700万円だと思うんですけれども、2,700万円しか要らんのかななんて見た人は思いますしね、5,000万、何ですか、債務負担行為でしたか、5,000万、英語教育に数年にわたりの支払い。このような支払いは議員が変われば分からなくなるような、雲隠れ的な予算を出しているにもかかわらず、この募集には2,700万円という金額が載っております。5,000万ではなく2,700万と書いています。  そして、7,000万円の整備事業の内容は、これは7,000万円、今年2021年に関しまして7,000万円、これ一体何の事業費なんですか、これ募集しているの。これについてお答えください。時間もないので。
    ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  この配分について、議員さん申し訳ないです。ちょっとここはすみません、ちょっと今分からないです。一回ちょっとお調べします。申し訳ないです。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) これについての書類でもあれば御提示していただきたいんで、この議会中に、議長、今分からないと言っておりますので、後で御提示なり、答弁なりをしていただくということを言っていただけますか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長、後で答弁いただけますでしょうか。 ○企画公室長(辻本和也) 確認します。 ○議長(松谷順功) この議会中にお願いします。  田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) すみません。失礼します。  8番議員さんの今の企画公室長に対しての御質問について、説明させていただきます。  今、おっしゃられてました企業版ふるさと納税の費用を何に充てるかというふうなお話なんですけれども、今年の工事の内容が、4月から始まってるんですけれども、まずテニスコート、スケートリンクの撤去、造成、あと給食センターの設置が今年度の事業として上がってますので、そこのところに、そこの費用として充てられるというふうになります。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 今、ちょっと答弁ありましたが、テニスコートやスケートリンク、造成費用、給食センターなどで大体7,000万円の整備事業という内容でございますが、これは47億からこの7,000万円を本当は出さなくてはいけないんであって、ふるさと企業からお金も集まらなかったら、結局は高野町の可決したお金から出すということでしょう。そういうふうなことでございますよね。その辺ですが、なぜこの1億を募集したのかもちょっと意味不明ですね。  そして、5月の補正予算中、減額5億円はどこに入ったか。町長の5月の答弁では、予備費とふるさと納税に戻すとあるが、その内容を説明してください。そして、もとの金額と予備費にこの5億が振り分けられた金額を答弁いただきたい。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員の御質問について説明申し上げます。  前回御質問いただいた件ですが、一般財源につきましては、予備費に戻ります。予備費に戻って翌年度へ繰り越されます。 ○8番(所 順子) 幾らですか。予備費は幾ら入ったんですか、その減額5億のうちの。 ○企画公室長(辻本和也) すみません、金額はちょっと分かりません。金額はちょっと分かりません、今、ごめんなさい。すみません。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) この6月議会の予算書、補正予算には減額の5億は載っておりません。それが分からないって答弁されましたら、その5億はどこへ行ったのということになりますので、やはりそういうことはしっかりと、ふるさと納税に幾ら入りました、戻しました。予備費に幾ら戻しました。5億あるんですよ、減額されたのが、5月に。その辺のところをはっきりしていただかないと、いかに予算がええかげんかなというふうになってしまいますので、その5億、一体どこへ、どのように配分されたかということをはっきり御提示をしていただきたい。それについての答弁。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 御迷惑をかけます。  また、お調べしてちゃんと御報告させていただきます。ちょっとお時間をください。すみません。 ○議長(松谷順功) この議会中に、辻本公室長、お答えください。  8番、所君。 ○8番(所 順子) もう答弁で分からない、分からないばかりの答弁なので、質問の趣旨が分からなくこちらはなってしまいます。やはり何のために私たちはこの一般質問の内容を提示しているのかなというふうに思ってしまいますので、町当局は粛々と住民代表である議員にちゃんとした丁寧な本当のことの答弁をいただきたいものでございますね。  そして、広報高野につきましてでございますが、住民の指摘でなぜ広報高野だけがよい紙を使って、清福や県民の友などと比べれば、断トツ立派過ぎると言っております。こういうところでも節約が見られておらず、節約すべきです。また、この広報紙の中で職員紹介があるが、6人とも他府県です。この方たちは住所はどこに持ってきていらっしゃいますか。そして、この6名が載っております中で何人がお通いになっているのでしょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 6名とも高野町で住んでおります。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 結構でございます。高野町に住んでいただかないと、やはり税金もよそに持っていかれますし。ということは、高野町で皆住居を構えているということですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 賃貸に住んでおります。 ○8番(所 順子) 賃貸。6名とも。 ○総務課長(古倉 充) はい。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 回覧板で毎回のように若干名の職員募集をしておりますが、住民からの指摘では、今現在141名の職員がいるわけなんですよね。その都度募集をしておりますが、人口も減ってきておりますのに、募集ばかりかけておりますが、それだけ何課と何課にこの職員の方たちは必要なんですかね。その辺のところをお尋ねいたします。もう今現在でも141名の職員がいらっしゃるんですよ。その辺のところはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 基本的に、前年度退職があったのでそれで入れたんですが、今回、募集しております。募集しておりますのが2回募集しているんですけども、1回募集したんですが来なかったので、もう一度募集させてもらってると、再度募集をということでさせてもらってます。町内対象です。町内だけの回覧で回してます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それが住民の方たちは何回も回りますんで、何度も募集しているようにも見えますんで、その辺のところも勘違いされる場合もありますんですけれども、若干名というところに私も疑問を抱きます。何名かな、そして何のために募集人員が要るのかな。退職されたとはいえ、その都度職員もある程度減らしていかないと、人口も減ってきておりますので、やはりその辺のところも将来的には考えていかなくてはいけないんではないかなと懸念はいたしますが、その辺のところはいかがお考えですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 必要ないとこは必要ないと思いますので、必要な分だけを募集していこうと考えています。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 町内だけの回覧板で、インターネットとか、そういうのでは募集はしていないということでございますね。そういうふうに認識していいんですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) まずは町内で募集させてもらいます。それでもしいなければまた考慮はさせてもらいますが、今のところは町内だけで募集しています。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) この広報高野の6名の方の中に結構お年のいった方がいらっしゃるんですね。年齢制限がないような感じに見えますけれども、募集のときは年齢制限はないんですか。お一人、結構このお写真で見れば59歳とあるんですね。こういう方たちも募集してもいいようにはなっているんですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 今回の西岡さんに関しては、高野町一般職員の任期付職員として募集させていただいてます。任期付職員。任期のついた、期限の決まった職員として募集させていただきました。 ○8番(所 順子) どちらで働く。 ○総務課長(古倉 充) 県の教育へ行ってました。 ○8番(所 順子) ああ、教育委員会。これ教育って書いてある。 ○総務課長(古倉 充) 教育ですね。教育で今でも働いてもらってるんですけども、高度な専門職の知識を得た方を任期付職員として、5年を任期として採用しております。その場合は年齢制限はございません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) ということは、県からのあれですか、お回しされた方ですか、募集じゃなくて、県から依頼されて高野町に来ていらっしゃるんですか、今の答弁であれば。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 県をやめられてから来られてます。退職して来られてます。 ○8番(所 順子) それは募集してですか。 ○総務課長(古倉 充) 募集してではありません。聞いた話によると、町長が県知事と話されて、今回は学びの拠点とかがありますし、その間だけ教育に携わる専門員として来ていただけるということで、来ていただいております。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、県の何課でいらした方で、何の専門ということでございますか。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。  この方は私と県知事との間で、これからの教育行政をしっかりしていきたいということで、高野町の教育と和歌山県の教育とをつないでいただく方にということで、この方を紹介していただいたというのが経緯でございます。  この方は、もともと県の教育委員会でずっとお仕事をなされておりまして、当然、過去歴代の県の教育長の秘書などもされており、そして、和歌山県の北高校の事務長、また向陽高校の事務長、そして県和商の事務長等をされて、ぜひ高野町で教育行政に、今回の事業に携わりたいというようなことがありまして、59歳でありますが、退職をされ、高野町に来ていただいたという過程でございます。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) ということは、知事の御紹介で高野町に就職をされた。再就職をされて、町長さんがお受けになったということでございますね。  そうすることによりますと、この方はお給料のほうは特別職ですか、それとも普通のアルバイト的なお給料なんですか。その辺のところが違ってくると思うんですけれども、知事の紹介であれば、どなたでも高野町に派遣して、お勤めをしていただけるということになりますよね。その辺のところはお幾らお支払いになるんですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 説明させていただきます。  高野町一般職員の任期付職員採用に関する条例に基づいて、再任用職員の給与表を適用して、払わせていただいてます。 ○8番(所 順子) 同じ、皆さんと。 ○総務課長(古倉 充) はい。任期職員用です。再任用職員用の給与表を用いて払わせていただいてます。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、皆様と同じ金額だというふうに認識をしてもいいんでしょうか。それとも少しは高いんですか。答弁がちょっとややこしい。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 県でもらっていたよりも半分ぐらいの給料だと思ってます。我々よりも低いです、再任用なんで。 ○8番(所 順子) 何て、何て。 ○総務課長(古倉 充) 普通の職員よりも低いです。 ○8番(所 順子) アルバイト的ということですか。答弁してくれる。  議長、進めてください。 ○議長(松谷順功) 聞こえにくいという。  古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 説明させていただきます。  再任用の職員の給料表でやらせてもらってます。低い給料でやらせていただいております。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 再任用ということは、県を退職されて再任用で高野町に派遣されたと。そういうふうな形ですよね。そういうのを県から高野町は引き受けるんですね、町長さん。仁坂知事がおっしゃったら、高野町は退職された方を受けると。そういう受皿に高野町はなってはいけないんじゃないですかなんていうふうに思いますがね。その辺のところは、今の答弁でいいです。  テレワークについてです。6月議会補正予算中に地域振興費として9,000万円が上がっております。この9,000万円は何のためのものか。そして、どこに委託をするのかというのをお尋ねいたします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) この6月議会の一般会計補正予算(第2号)のほうに、まず歳入といたしまして、地方創生テレワーク交付金5,042万9,000円と、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金4,034万3,000円、合わせて9,077万2,000円を計上させていただいております。これは内閣府が募集をしておりますテレワーク交付金というものに手を挙げておりまして、その分の歳入として上げているものです。
     行う内容といたしましては、大きなもので、遊休となっております高野山森林公園の管理棟、ここをサテライトオフィスに改修をする整備工事費というものを2,550万上げさせていただいております。 ○8番(所 順子) それはここに予算書を持ってますから分かってますので。 ○観光振興課長(茶原敏輝) それと、設計監理委託費ということで450万上げております。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長に申し上げます。マイクをちょっと近づけていただけたら。聞こえないそうでございます。 ○観光振興課長(茶原敏輝) それと、高野町テレワーク促進事業補助金ということで6,000万の補助金を上げさせていただいてます。これは、高野町内におきまして、テレワークを推進するための費用ということで、国が、内閣府が募集しているものに手を挙げて、獲得しようと今努力をしているものです。  基本的には、公募をされておりますので、こちらとして内容のあるものを提案させていただいて、できる限り国のテレワーク交付金、新型コロナの臨時交付金、こういったものをしっかり獲得して、それをもとに事業を進めていこうということで考えております。 ○議長(松谷順功) 所君に申し上げます。質問時間の残りがあと10分少々になっておりますので、よろしくお願いします。  8番、所君。 ○8番(所 順子) そうすることによりますと、今、答弁の中で内閣府に努力して公募をしているということでございますよ、補助金ね。ですけども、これ今回の6月の補正予算でこれは可決して予算が上がってきてるんですね。補助金及び交付金となっておりますけれども、まだ入っていないというような今答弁でしたですけれども、入っていないにもかかわらずここに載せて、可決してしまったら、もしこれが公募でいただけなかった場合はどうするんですかねというところもありますし、また、これを委託するのは一体どちらに委託するんですか。その辺のところもお尋ねいたしたいと思います。  これはどこに委託するんですか。ここに委託費とか出てますよね。委託料450万円、55万円、700万円、整備工事費は2,550万円。どうしてテレワークをするためにどうしてこのようなお金がかかるんですかね、9,000万円も。全国津々浦々でテレワークでお仕事をしている方たちが、こういうふうに補助金を公募して、これがもし当たらなかったらお金が入ってこないわけですし、テレワークの事業をするためにこのようによその企業様たちは9,000万円もの設備をしてこのようなテレワークをするんですか。  先ほどのどなたかの答弁では、企業を呼び込んで住んでいただけたらいいと。そういうふうな答弁をしておられましたですけれども、別にこのテレワークをお寺の中でもやろうと思えばテレワークはできると思いますし、このような9,000万円もの費用をかけて、改修費も出ておりますよ、これね。整備工事費2,550万円。テレワークをするためにこういう1億近くものお金をかけて元が取れるんかなというところもございますし、今はこういうテレワークの時代でございますが、一過性のものでありますし、将来的には町の、何ですか、将来的に見ても町の財政の、負の財政となるんではないかと思って懸念をいたします。そういう9,000万円も使わなくてもテレワークを高野山から発信しようと思ったらできるんではないですかね、というところを私は進言をいたしたいと思っております。 ○議長(松谷順功) どなたかお答えください。 ○8番(所 順子) 答弁してくださいな。 ○議長(松谷順功) 答弁お願いします。  茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) まず、今議員おっしゃられた部分ですけれども、この内閣府のテレワーク交付金については、本年度中に事業を終了する必要がございます。それを考えたときに、8月中旬か下旬ぐらいには内閣府の公募状況、採択されるかどうかというのが分かるんですけれども、それ以降で9月の補正予算ということになりますと、残り時間が短過ぎて、実質的な対応ができない可能性がございます。ですから、今回、公募申請と同時に6月の議会に上げさせていただいております。  当然、最悪、高野町さんの提案は駄目ですということになれば、それはまた直近の議会のほうで提案をさせていただいて、関連予算を減額させていただくことになると思います。ただ、担当課としましては、そうならないように最大の努力をしてやっております。  それと、費用がかかり過ぎる、整備工事費とか大きいということをおっしゃられますけれども、テレワークということになって企業が入ってまいります。企業にしてみると。 ○8番(所 順子) もう少し短くまとめて。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 一番気になるところが、情報漏えい。例えばインターネットを通じての情報漏えいであったりとか、声が外に漏れるとか、そういったことで、重要な企業の情報が漏れることを非常に気にされます。そういったことを結局ないようにしていくための設備投資というものが必要になってまいりますので、今回、こちらとしてはできる限りのそういう企業の不安を払しょくするような形で整備を進める方向で予算を上げさせていただいております。  それと、どこへ委託というのは、今後、議会の一般補正予算を通していただきましたら、順次必要な手だてをとって業者を決めていくということになりますので、現状としてはどこに委託するんだということは決まっておりません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 所君に申し上げます。質問時間の残りがあと6分少々になっておりますので、よろしくお願いします。  8番、所君。 ○8番(所 順子) あまりにもいいかげんな予算取りだと思います。取れなかったらまた減額と。そういうふうな予算でこういうところに上げてきたら具合は悪いんではないですか。それ取れた時点でやればいいわけで、9月までに申込みって、先に予算をこういうふうに計上して、海のもんとか山のもんとか分からない状況に、高野町議会はこれを皆さん可決するんですかね、この9,000万円余りを。私はとても恐ろしくて、こういうものは先にありきの考えで予算を計上しているということ。これはちょっと違うんではないかなと思っております。  そして、情報が漏れる、じゃあ皆さん、よそのテレワークをなさっている人たちはみんな情報が漏れてるんですか。そういうことはないと思いますよ。白浜でも、温泉でテレワークをやっているというふうなことも聞いております。旅館の温泉に入りながら、テレワークをやったりとか、そういうふうな時代ではございますが、別に新たにそういうふうなところを工事して、テレワークの場所を造るというふうなものではないような気がいたしますよ。そしてコロナが収束すれば、このことも町の負担にはかからないかと、その辺のところも心配をいたしております。  予算は住民の大切な税金。本当に必要なところに使用していくべきだと思っております。ふるさと納税、企業ふるさと納税を集める前に予算の節約をし、次から次へと新しい事業に予算を使い過ぎに見えますし、今は小中一貫建築で47億もかかるのでありますから、予算をセーブし、将来のために蓄積すべきではないのでしょうか。町が削減もせず、次から次へとこのようなお金を捻出し、人様に建設費軽減をするためにとうたい募集するのは、矛盾しております。町がセーブして、予算がなければ仕方ないとも思いますが、新たな事業も考える予算を計上しておられます。人のお金を当てにするのもいいですが、もう少し堅実な町政を望みたいものです。全てにおいて削減した町政をしていただきたいとここでお願いをしておきます。 ○議長(松谷順功) どなたか答弁いただけますか。 ○8番(所 順子) 答弁、どなたか。 ○議長(松谷順功) お願いします。あと3分少々ですので。  茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 私たちも町の税金の中で事業をやらせていただいているということは重々承知をしております。ですから、高い内容の国の補助金というものをしっかり努力をして取りにいっております。ですから、国としてこれが採択されましたら、ほぼ9割ぐらいを国庫で賄うことができるということですので、そういう努力というのもしっかりと御理解いただいたらなというふうに思います。  それと、高野町におきまして、テレワーク、一過性のものだというお話をされておりますけれども、私たちはそんなふうには考えておりません。今後、企業との結びつきというものをしっかり変えていかないといけないと思っております。高野山はありがたいことに、50の宿坊寺院、金剛峯寺を含めていろいろな企業と御縁を持っております。創業者の御位牌、創業一族のお墓を守る、そういったところを中心にいくわけですけれども、その関係性をこれから発展させていかないといけないと思っておりますので、こういうテレワークみたいな事業というのをしっかりやって、企業との新しい結びつきをつくらないと、今後やはり高野町についてプラスになっていかないと思いますので、そういう思いがあってこういう事業を一生懸命やらせていただいております。  それと、設備の部分はしっかりとした、そういう安心、安全がないと企業を呼び込むことができない時代になっております。田辺のほうがどうなっているのか、白浜のほうがどうなっているのか、それは分かりかねるところがありますけれども、基本的にはこういうしっかりとした対応をしたところに企業さんというのは来てくれるということ、そういう時代になっておるということを御理解ください。  これは、企業が誘致できるということは、高野町において新しい就職先を求めることもできますし、高野山の宗教であるとか、自然のいい環境の中で、企業の方も働き方改革の一環としてここへ来ていただけるということを持ちますので、そういったところでも重要な事業だというふうに認識をしております。  以上です。 ○8番(所 順子) まだ時間ある。一言。 ○議長(松谷順功) あと53秒なんですけど。  8番、所君。 ○8番(所 順子) そういう大きなお金を使わなくても、お寺でテレワークぐらいはできると思います。お寺の活性化を求めている町でございますので、お寺ででもお泊まりになってテレワークをされたらいいのではないかと思います。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。あと28秒です。 ○観光振興課長(茶原敏輝) そういったことも根底に置きながらやっております。やはりどこででもできるということ。 ○8番(所 順子) 開拓団でしょう。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 先ほども言いましたように、やはり情報漏えいとかというところをしっかり考えないといけませんので、そういったことを考えながら当町としては進めている、そういう事業となりますので、御理解ください。 ○議長(松谷順功) 質問時間が参りましたので、速やかに終了してください。 ○8番(所 順子) そんなんあかんわ。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長にお伺いします。ここで休憩を取りたいと思うんですが、再開するまでに企画公室長が先ほどの件について調べられる時間が必要であれば少し取りたいと思うんですが、いかがでしょうか。何分取らせていただいたらよろしいでしょうか。15分ぐらいでいけますでしょうか。 ○企画公室長(辻本和也) 15分でお願いします。 ○議長(松谷順功) ただいまより15分取らせていただきまして、3時55分、再開したいと思います。よろしくお願いします。            午後 3時38分 休憩            午後 3時54分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  議事の進行に先立ちまして、当局より、先ほどの所君の質疑に対して説明の申出がありましたので、これを許可します。  辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。先ほどどうもすみませんでした。  企業版ふるさと納税の配分の件でございます。これちょっと確認しましたところ、まず今年の計画の中にもう金額を1億円というふうに計画しております。ですので、その中で割り振りをさせていただいてます。その2,700万といいますのは、今年2,800万予算を組んでいるんですが、ちょっとこのときには予算を超えることができないので、大体ざっくりです、2,700万を組みました。あと私たち高野町はもう200万、そのままでございます。学びの交流拠点は上の二つ、1億円からこれを引いた額で、合計1億円ということで計上させていただいております。 ○8番(所 順子) それと違いまして、5億円のを振り分けやろう。 ○企画公室長(辻本和也) 議員さん言われる5億円の振り分けなんですけども、これは5億円といいますのは、歳出で5億円、出ていくお金で5億円。入ってくるお金も5億円あります。ですので、その5億円は相殺されます。5億円がどこかに消えちゃったということではありません。 ○8番(所 順子) 減額したのはどちらに、町長は答弁で振り分けて入れると言うてるよ、5月に。 ○企画公室長(辻本和也) そうです。予備費で余ったいわゆる3,300万円なんですけども、それを翌年度へ繰越しします。 ○8番(所 順子) 5億円のうちの。 ○企画公室長(辻本和也) 5億のうちのといいますか、5億円はもう出と入とどっちも減額されるんで。 ○8番(所 順子) プラマイゼロということ。 ○企画公室長(辻本和也) そうです。プラマイゼロなんです。出で5億円減、入で5億円減。それも相殺されます。 ○8番(所 順子) その残りが3,300万。 ○企画公室長(辻本和也) そうです。約3,300万です。 ○8番(所 順子) それはどちらに入ってる。 ○企画公室長(辻本和也) それは予備費です、ごめんなさい、繰越金です。翌年度繰越金へ。 ○8番(所 順子) 今回の6月に入ってるの、それは、繰越金として。そうでなかったらおかしいやろ。5月予算書から今回の予算書の繰越金3,300万円がプラス加算されてなかったらあかんやろ。それはされてるの。 ○議長(松谷順功) 所君にちょっと申し上げます。もう質問はできませんので、当局側もきっちり答えてください。 ○8番(所 順子) できれへんけど、思ってる答弁をもらわんと。 ○企画公室長(辻本和也) ごめんなさい、ちょっとそこはあれなんですけども。  申し訳ありません。ちょっとお待ちください。 ○8番(所 順子) 何のために5億も出したんや、プラマイゼロにするんやったら。 ○企画公室長(辻本和也) すみません。9月の決算で入ってきます。すみません。 ○議長(松谷順功) よろしいですか。 ○8番(所 順子) 9月って言うてますわ。 ○議長(松谷順功) 企画公室長、それでよろしいですか。 ○企画公室長(辻本和也) すみません、申し訳ないです。迷惑をかけます。 ○議長(松谷順功) 当局側の答えがちょっと聞きづらいという話があります。マイクを必ずお手元に回していただきまして、お答えいただきますようにお願いします。  順番に発言を許します。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 最後の質問者となりました。皆さん方には大変お疲れのところではございますが、いましばらくお付き合い、御協力をいただきたいとこのように思います。  私、今回質問させていただく点につきましては3件あります。公共施設の補修、公共施設というのは、やっぱり傷んでくれば直していかないかんというのが原則であるということでありまして、今回はゲートボール場の件につきまして質問をさせていただきます。  2つ目に、文化財の見回りのパトロール要員、民間からつくったらどうかということを提案させていただきたいと思います。一つの物件を管理するのに、今は財団法人文化財保存会所有者の団体があります。そして、また国の末端機関であります高野町教育委員会があります。この今の2団体によって文化財建造物を管理、監視、それぞれの責任範囲で見ておられるわけであります。そこにプラスいたしまして、住民に、住民の目で見る監視体制も必要ではないかということでございますので、そういった要員をつくることについてはいかがかということを御質問させていただきたいと思います。  それと、最後に高野町の学びの交流拠点施設の活用計画書の作成。物ができた、さあこれをどのように使っていこうかじゃなくて、やっぱり1年前ぐらいにはこういった施設についてはこのように開放します、開放されますので、それぞれの団体で計画してくださいよというような内容に進めていくことがベターではないかと、私はこのように思います。そういう意味におきまして、マニュアルというんですか、活用計画書を1年前ぐらいにはつくってほしいなということでございますので、必要があるとか、必要がないとかというような答弁をいただければとこのように思います。  まず、1件を申し上げたいと思うんですけれども、現在、ゲートボール場におきまして、南側のブロック塀、窓枠等については修理を進めていただいておりまして、ちょこちょこ工事内容を見せてもらいに行っております。同じような工事をもう二度やるわけでございまして、今回についてはいましばらくもてるような工事をしとるんかなというようなことで、見に行かせていただいておるわけであります。  そこで、それは別といたしまして、ゲートボール場を眺めてみますと、ゲートボール場の照明器具が56灯あります。ほとんどが外部からの圧力で損傷しております。これは写真に撮りまして、担当課のほうへ提供いたしております。  ここに使われております照明灯は水銀灯で、水銀灯はアーク放電、ちょっと難しいことになるんですけど、アーク放電によって発光する発光体であります。光と同様に相当強い熱が発生することが特徴であります。傘が変形していることから、内部の放熱効果が悪く、そのまま使い続けることは悪い影響が重なることになるんではないだろうかということを付け加えて申し上げておるわけであります。  そこで、担当課のほうといたしましては、現場も調査したというようなこともありまして、照明効果が低下するまで使用を続けたいというような考えがあるようであります。でも、できる限り早く修理することを私は老婆心ながらお勧めしたいとこのように思います。  私ごとで申し訳ございませんが、私は消防設備士の資格を持っております。講師です。そして、電気工事士の資格を持っておりまして、そういった面から、ああいった施設を見ております。そういうことでございますので、私は今のままで放置するんではなく、早めに安全を考えていただいて、安全確認をしていただいて、対応していただくことが望ましいとこのように思いますので、御意見をお聞きしたいと思います。  また、天窓のガラス四、五枚がひびが入っております。これは網を合成したガラスでありますんで、今すぐ落下してくるようなおそれはありません。でも、防災面から考えて、建物に強い衝撃を来すようなことがあれば割れて落ちることも考えられますので、ここもいま一度安全を確認していただき、対応していただくことが望ましいと思いますので、よろしくお願いいたします。  後の2件につきましては、また自席から続いて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 失礼いたします。  10番議員の御質問に対して御説明をさせていただきます。  質問の通告を頂戴しまして、私も工事をやっておりますので現場確認には行っておりますけれども、議員御指摘の箇所をまじまじと見てまいりました。議員おっしゃるように、天窓につきましてはひび割れの箇所が8か所、私の目視では確認しております。電球につきましても点灯しない電気が1基。あと56灯の照明、本当に傘の部分が何かボールのようなものが当たったような形でへこんでいるという形です。  アーク放電という今お話がありまして、私も専門的な部分につきましては分かりかねますので、少し調査をいたしまして検討したいと思います。費用もかかることです。今、大学グラウンド側の壁に関しましてはもうすぐ完了予定ということになっておりますけれども、あちらのほうにつきましても、急遽、議会で予算を通していただいて、今回の実施につながっております。慎重に調査をして、また今後検討していきたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。
    ○10番(﨑山文雄) 一度安全を確認してという答弁をいただきました。ぜひそのようにしていただきたいと思います。  この水銀灯につきましては、2021年というと今年ですね。2021年に製造が禁止になりました。そして輸出、輸入することも禁止になっております。水銀灯は、これは難しいものでありまして、処理業者でないと扱うことができないようになっております。そして、問題は、水銀による汚染防止を注意しなければならない。水銀による健康被害、環境汚染等の防止に気を遣っていかなければならないというように思われます。  あの施設につきましては、最近、ゲートボールをする人の人口も減りまして、多目的広場のように使われるようになりました。園児の方々も使っておられるようでございますので、そういう危険なものが天井にあるということにつきましては、十分健康あるいは環境汚染等について配慮していただきたいとこのように思います。  今までは、老人会のゲートボール愛好家の皆さんが毎日楽しんで使っておったわけであります。現在もそういうところからきておりますので、我が物顔にしてゲートボールをする者が優先して使うんだというような意気込みで使ってきたんです。事実上、使ってきて何も問題はありませんでしたが、最近になりましてゲートボールをする人も少なくなってまいりました。  そういうふうな状況の中で、この施設というのはやっぱり独占して使うということについても、時間的に空いてる時間がたくさん出てまいりますんで、少年野球の子供たちが雨の中、雨が降ってくればベンチに戻るというような姿を見ておったときに、せめてキャッチボールぐらいならこの中でさせてもええんと違うやろうかと、させてもうたらどうでよというような物の言い方が、あそこを少年野球が使うようになりまして、始めはキャッチボール程度でおったんですけれども、だんだんだんだん中でノックをしたり、バッティングをやったりというようなことになって、エスカレートしてきたような状況です。  そのときに、もうそないなってきたら、おい、そんなことするなよということになってくれば、ちょっと妙な話になってきますんで、黙って静観をしておったというのが原因の一つで、あの照明灯がぼこぼこになっていると。ほんまに傷ついてないのが1つあるかないか、2つあるかないかというような状況でありまして、相当傷んだものもあります。  とにかくこれからいろいろなイベントに使われることでしょう。しかし、あれを見たときに、あれ何よということを皆さんに思われんような体制だけはしといてほしいと思います。安全はもちろんのこと、しかし美観ということも大事でありますんで、高野町の役場の施設としてひとつ見ていただいて、対応していただきたいと思います。  課長の答弁では、安全確認、見させていただいて、費用もかかることであるので、考えてみたいということでございますので、ひとつそのようにしていただきたいとこのように思いますので、もう一度確認の答弁をいただきたいとこのように思います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長尾家和代) 繰り返します。安全確認、美観のお話もありますけれども、もう一つ、やはり公共施設ということであちらは鍵がかかっていない、施錠していない状況です。議員おっしゃるとおり、ゲートボールを愛好される高齢者の方々がある程度自由に出入りをして、使用していただくということで今まで運用してきたのかなと。私がこの課に参りまして担当になりましたけれども、そのときにはもう既にそういう状況で使用されておりました。  傘が破損されている原因は何なのかというお話につきましても、現状では推測にすぎません。誰も私どもは確認できておりませんので、それに関しましてはやはり公共施設の管理ということで、今後、活用についても少しルールをもう一度皆さんと一緒に見直しをさせていただきまして、必要であれば、ルールをお守りいただけないんであれば施錠ということも考え、きっちりと。修理に関してもやはりお金がかかることですので、壊れれば修理する、傷んできたら修理する、もちろんのことなんですけれども、壊れないように使っていくということも非常に大事かと思いますので、その辺のことも併せて見直していく必要があると感じておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 今、答弁いただいたように、ひとつよろしくお願いいたします。  今までのようにゲートボール場やから、ゲートボールの者が我が物顔で使用してきたというところにも、よかったのか、悪かったのかということになればちょっと僕も分かりませんですけれども、よく使われた施設であったとこのように思います。今も続いておりますが、もう300回を数えるというんですから、少なくとも25年から30年続いておるということになりますね。白寿杯、神谷が起源になっておりますけれども、これが高野山のほうへ引き継がれまして、今なおやっておりますけれども、これはほとんどのチームは、川筋、橋本、九度山、高野口、粉河と、あの辺の人が集中して来られてやっておる大会でございます。これも考えていかなければならないとこんなふうに思っております。  今後のゲートボールの使用等については、厳格に管理していただき、直すべきところは直すように心がけていっていただきたい。これをお願い申し上げておきます。もう答弁をいただかなくても今の答弁で結構でございます。よろしくお願いします。  続いて、文化財建造物の見回りの民間による要員をつくってはどうかということを提案したいと思うんです。文化財保護法の第1条にこのようなことが書かれています。「文化財を保存し、その活用を図り、国民の文化的向上に資するとともに、世界の文化の進歩に貢献すると。そのためには、この保存活動は文化財保護法の重要な柱と位置付けられている」というように書かれています。  ここで世界に誇る我が観光資源のまち高野山の文化財建造物をやっぱりしっかり守っていかないかん。ただ保存したらええんじゃなくて、やっぱり心の面から文化財、高野山にある文化財というものは守っていかないかんのやという思想をやっぱり植え付けていくということが大事であると、私はこんなふうに思っております。  皆さん、確認できてるかどうか分かりませんですけど、山内には26件の指定文化財があるんです。金剛峯寺の不動堂から、奥之院の経堂に至る指定建造物は26件あります。これらにつきましては、ほとんど防火・防犯設備が完備しております。これは消火、警報、漏電、こういった施設であります。  私、今申し上げておるこの監視員、パトロール員につきましては、先ほどもちょっと触れましたですけれども、やっぱり建造物を今管理しているのは教育委員会と、そして所有者のまとめである財団法人文化財保存会であります。先ほども申し上げましたとおり、教育委員会は国の末端機関としてこのようにしなさいよ、国の文化財法によりまして文化財保存会はそれに従ってそれを守っている。予算にしてでも、地方交付税、どのくらいほど地方交付税の中に文化財を守ってくださいという金がどのぐらい入ってるか僕はちょっと分かりませんですけど、恐らく1億近くの金が入っておるんではないかなとこんなふうに思いますんで、文化財を守ることについて、ひとつ真剣にお考えをいただきたいとこのように思います。  先日、私、徳川霊台へ行ってまいりました。私が見ておる間に10人ぐらいの人が出入りして、見学して帰られました。その中には、やっぱり透塀の中にはもう草が生えておるところもあるし、結界が倒れてまくれ込んでおるような状態。それは結界は2か所、同じでした。そして、化粧金具ですか。これについても前に指摘させていただいたときには大分なかったんですけれども、答弁では、外れたやつは文化財保存会が持って帰っておられて、そしてそれを取り付ける。取り付けたのか、若干取り付けてあったように思われました。しかし、外れているところがちょこちょこあるというような状況でありました。  観光資源として見ていただくんであれば、整理せないかんというように私は思います。と同時に、その施設を見せることによって、高野山の文化を知っていただく。建造物を見ることによって、建造物を通じていろいろなことを勉強していただく。そういったことを植え付けていかなければ、毎年毎年、高野山に観光に来る意味がなくなると思うんです。やっぱり高野山というのは信仰のまちでありますんで、やっぱり信仰を対象とした物の考え方で、観光資源というものを保存していかなければならないんではないだろうかと、このように思います。  令和元年の10月に沖縄の首里城が全焼しました。その1日前に議員の者が見学、議員研修で見学したわけです。そのときに、私、あの首里城の裏側に立って、正面を眺めてみたんです。右端に消火栓がありました。その消火栓へ近づいて見たんですけども、立派な囲いはしてあるんですけども、使ってるんかな、どうかなということを何となくそういうふうに思って帰ってきた。そして中の本殿に入った。少々趣味があるんで、じっと王座のところを眺めておりますと、監視員が、中に入って写真を撮っていただいてもいいですよと何か言うてくれた。ほんで一緒に行って、付添いで行ってくれとった人に写真を撮ってということで撮っていただいた。それが自分の自負ですけれども、あそこで写真を撮った最後の1枚の写真になっとんと違うかなというように思って、やっぱり心に焼き付いた印象というのは、やっぱり何回沖縄に行ってでも、首里城、何回行っても首里城というように、あそこへ自分も行きたいし、行った人を案内していきたいしという気持ちが残っております。そういうような気持ちをやっぱり高野山に訪れる人にも残していかないかん。そういうような考え、どない言うたらええかな、考え、思想というんかな、そういうものを植え付けていくようなやっぱり動きをすることが大事ではないかな、こんなふうに思いますので、そういったところの十分考えを表現することができませんですけれども、そういった文化財保存会、教育委員会、そして高野山の住人の代表の三権分立じゃないですけれども、3人が文化財を見て保存をしていくというような考えのそういう要員をつくられる、要員をつくったら教育もしていかないかんですけれども、そういうものをつくられる考えというものは、教育長並びに担当者にはいかがなもんでしょうかと、こういうところを御質問を申し上げたい。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 失礼します。  それでは、10番議員の御質問につきまして御説明させていただきます。  議員おっしゃったとおり、高野町には文化財の建造物としまして、国指定の建造物が13件、国登録の建造物が複数棟含めて13件ということで26件あります。また、県指定の建造物が5件あります。これらの文化財の建造物についてなんですけれども、先ほどおっしゃっていたみたいにそういう民間人等、パトロールするような仕組みがないのかなというふうなお話の中で、県から委嘱されました民間人の文化財保護指導委員というのが、定期的に年2回以上の規定でパトロールというのをずっと行っております。  また、指定建造物の多くについてはその管理者が定められており、先ほどおっしゃってました文化財保存会とか、個人とかというのはあるんですけれども、定期的な分と、あと台風であるとか、ああいう荒天後についてのパトロールを実施しております。  これらのパトロール結果なんですけれども、県とか町のほうでも情報できるような体制が構築されております。今後、県に文化財保護指導委員の充実を、今現在1人なんですけれども、ちょっと1人で大変やなということであれば、県のほうにも充実を求めるということとともに、あと連絡体制のほうも整理というのもしていく必要もあると思いますんで、一層そういうことも含めて保護体制ということを充実させていくというふうに考えております。  説明は以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 高野町の住民というのは、教育委員会とか文化財保存会がお願いした人材じゃなくて、和歌山県が要請したというんですか、つくった監視委員さんというか、巡視員さんなんですか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 10番議員の御質問につきまして御説明いたします。  過去には地元の住民の方もされていた時期もあるんですけれども、現在は、大学の職員でもう退職された方がこの指導委員のほうをしていただいております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) できればほんまに山内のそういったことに趣味を持っておられる人にお願いして、先ほどから申し上げております財団法人文化財保存会と教育委員会とそして民間のその人と、その人たちが調査したことを年に2度ぐらいは会合を開いて情報を交換し合う。それによって、来年度、こういうような修理をしていこうか、こういうことを県の文化財課へ申入れしていこうかというような会合をつくって、そういう動きをしてほしいと。僕はそういうふうに思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 10番議員の御質問につきまして御説明いたします。  今おっしゃられた町と文化財保存会と民間というふうな形の話合いになるんですけれども、現状では文化財審議委員会とかというところもありますので、そこのところ等でもそういう話というのはできるのかなというふうに思いますので、その辺のところを活用できたらなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) いろいろ考えておられるようですけれども、私が言うたのは、ほんま端的に学識の人じゃなくて、ほんま住民の中でそうした人を選んでいただいて、この三権分立という言葉を使いましたけども、やっぱり所有者の団体である保存会と、そして国の末端機関である教育委員会と、町民を代表する人の3者の声を集めて協議するということは非常に僕は大事じゃないかな、こんなふうに思いますので、ぜひこれをつくってください。  今、つくります、つくりませんという回答はできないでしょうけれども、後日で結構でございますので、こういったことについてはこのような考えで動いておりますとか、その必要性がないと考えますとかという答えを、今日は出なくても結構ですんで、いただきたいとこのように思います。  行政のほうはなかなか答えを出してこんので具合悪いんですけど、一例を挙げますと、この前の議会で院長住宅の建物の契約の中で、これ地番が間違うとんと違いますかと僕は指摘したんですけれども、﨑山さんが言ったことについては訂正しましたとも言えへんし、﨑山さんの言ったことは間違いやったですよというようなことも言わない。行政というのはここで質問してでも結果を出さない。ささいなことですけれども、ひとつそういう意味で結果を求めますんで、結果を出していっていただきたい、このように思います。  僕ね、こういう団体が必要だというのは、首里城が全焼したというようなことがあまり僕は考えられないんです。1日前にあの状態を見て帰ってきて、何であれ全焼したんなと。結局、自動火災警報装置があるんです。そして、漏電警報器があったかどうか、これはちょっと僕、新聞とかテレビの情報では得られなかったですけれども、消火栓があるんです。自動火災警報装置が鳴って、そしてあの消火栓を使えば、宿直者もおるんやと思うんですけど、全焼するというようなことは恐らくないと。消防長あたりはどんな考えを持っておられるか分かりませんですけど、そんな全焼をするということはもってのほかやというように私はそのときは思いました。  そういうことでございますので、ひとつぜひそういった組織をつくっていただいて、今後の重要文化財建造物26件につきましても、ごうせに見守っていっていただきたい。  我々仕事をしてきた中で、実績をやっぱり残していくということは大事であって、その実績を残したことによって自分の体に染みついてます。その職を離れてでも、何かあるときにはぱっとその行動をするというようなことがあり得るので、そういったことで真剣にやっぱり取り組んでいただきたいとこんなふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  回答をくださいよ。今でなくても結構ですから、今後の問題として検討して、そういった組織をつくる、つくらない、つくる必要がないという回答をいただきたいとこのように思いますので、よろしくお願いします。  次に、3番目になります。  高野町学びの交流拠点施設の活用計画書の作成について。施設ができました。できましたからこのように開放しますから使ってくださいじゃなくて、この部分についてはこういう使い方ができますよ、こういう使い方をしてほしいんですというマニュアル、計画書というのは1年前につくってくれへんかなと。そういうものを出してくれへんかな、そういうことをお願いしたいわけであります。  学校施設の地域開放についての考えは、新しい環境を生み出せるものと思われます。大いにこれは期待できるものであります。住民の皆様も利用し、活用できる施設にします。地域で子供を見守り育てる施設にいたします。地域に開放し、安全に活動できる施設等に対しては、当然我々も見守り、協力していかなければならない。せっかくできたものですから、有効的に使えるように協力していかなければならない、こんなふうに思っております。  早ければ早いほど僕はいいと思うんですけれども、こういう計画によりまして、皆それぞれの家庭で計画があると思うんですね。学童でとか、生徒の教育設計について、別に下の学校へやらんでもええなというようなことも考えられるでしょうし、園児らの育成計画、また高齢者への活動計画、こんなふうに使える、高齢者もこんなふうに使うような計画を立てろうかというような全体の動き、そういう動きになっていくような。施設に対する批判じゃなくて、積極的にこれを使っていきたいというような考えを起こすということに努力していただきたい。そのためには事前にそういった計画書、活動計画書を出していただきたいと思いますが、いかがなもんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) すみません、失礼いたします。  10番議員の御質問につきまして御説明させていただきます。  今おっしゃってました活用計画書の作成ということなんですけれども、現在、令和4年度末までに活用計画書の素案等については作成する予定はしておりませんが、現在、3回開催させていただきましたワークショップや学校関係者等のヒアリングでいただいた意見を取りまとめまして、活用方法を想定した施設の配置設定をさせていただきました。  あと活用計画書というものはつくる予定はないんですけれども、今後より施設が活用されるようということで、1つ目が他自治体のある施設の研究とか、視察、あと大学教授とか、あと図書館運営コンサルタントとの意見交換、施設の3D映像での検討及び住民説明用資料の作成、基本設計を用いてワークショップの開催、あとは学校運営協議会との活用方法の協議等で、議員が御質問にありますとおり、活発な活用が行われるような取組としていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) ありがとうございます。それぞれの立場でいろいろなことをお考えいただいておるようでございますので、できるだけ皆さんに認められる、住民の皆さんにも、なるほどと認められるような動きをしていただきたいと、こんなふうに私は思います。  今度、小中学校一貫教育基本計画というのもやられるわけですけれども、私自身は未知の世界のことで、どんな企画でどんなことになるんかなということが分からない。そういうものを見れば、なるほどというようなものも分かってくるようなものが欲しいなと、このように思うわけです。  こども園にしてでも、こども園に宗教教育を持ってくるということは問題があるんかも分かりませんが、私が幼稚園に行っている時分には、門をくぐって入ってくればお地蔵さんをお祭りして、お地蔵さんに頭を下げて、帰りしなにはお地蔵さんに頭を下げて帰った。お地蔵さんというのは子供を見守る仏さんだということを教えられて、そのようなつもりで育ってきました。非常にいい傾向にあったとこんなふうに思うわけです。仏都高野山の環境にふさわしい育て方のできるこども園なんやな、ここへ入れたいなというような考えを起こせるかどうか。  また、公民館にしてでも、教養の場所としてこんなふうに使ってください、使えるんですよというような計画を示してほしい。  図書館にしてでも、住民はどのように活用できるのか、するのか。図書館へ行けばコンピューターの勉強もできるんか、〓Padの使い方も勉強できるんか、そういう施設なのか。全然そういう高齢者が寄りつけないような施設やったら具合悪い。いやいや、そういうことはないんですよ。こういうような使い方をできるんですよというようなものが要るような気がいたします。  今度、大きな給食センター、給食センターと銘打ってますけれども、給食センターについても、今高齢者の配食をしてますね、弁当を配っております。この配食の弁当は富貴で製造されて、富貴のほうへ取りに行くわけですけれども、こういったものがこの給食センター、給食センターって、あれだけの施設の中に給食センターができるんですから、そういったこともできるんかな。マニュアルを見れば、ああできるんやなというような、そういうことが分かるマニュアル。町民の集いの場所としてどのように活用できるんかな、このように活用できますということも知りたい。そんなことをいろいろ思うわけです。  災害時の避難場所としても使えるようなということになれば、ほんならどういう心構えでみんなに、我々高齢者ですので、高齢者にそういう呼びかけをしたらいいんか。このマニュアルを見れば分かると。そういうようなことにおきまして、計画、活動書というものを事前に出していただきたいなと。  4年の末までにはちょっと無理だということですが、それに似たような物の考え方もしておられるということでございますので、私の希望としたら、そういうものを町民のものとして、町民が見て納得のできる施設であってほしいと、批判の出る施設であってはいけないと、私はこのように考えております。  それと、これはやめておきましょう。  そういう物の考えでおりますので、教育長、こういった点についてはいかがなものでしょうか。 ○議長(松谷順功) 教育長、答弁いただけますか。  森下教育長。 ○教育長(森下英男) 失礼いたします。  新しい学びの交流拠点整備事業ということで、新しい建物が建ちます。その中にはこども園、小学校、中学校、それから給食センター、それから体育館とプールが出来上がります。これにつきましては、学校で、あるいはこども園で、こういう形で運用していくということは決まっていくと思います。さらに、その場では生涯教育、つまり生涯学習の拠点となる公民館もそこに設置されるわけです。そこにつきましては、どういうようなマニュアルでというお話がございましたが、先ほど次長が答弁いたしましたとおり、3回のワークショップを開催いたしました。その中には私たちだけがこういう形でマニュアルをお示しするというよりも、住民の皆様から出された御意見を見てみますと、それはすごく斬新で、すごくこれからの建物に沿った形の御意見がたくさんありました。私たちはそういうものを取り入れながら、皆さん方に、こういうのはどうでしょうかということもお示しさせていただきます。  また、学校運営協議会の皆様方もやっぱり子供のためにということでいろいろお考えいただいております。だから、私たちがこういう形でということも一定、先ほどの話にありました基本計画と基本方針というのはお示しをさせていただきますが、何でもかんでもやはりマニュアルをということも私はどうかと思うんです。だから、あそこはみんなで考えてつくっていくというのも一つ考えの中にも入れておいていただきたいなというように考えております。  あの場においては、やはり高野町民がみんなあそこに集って、学んで、つながってという、こういうことをやっていきたいと思うんです。だから、人に頼るというより、もうみんながあの中に参加をして、みんなが集まって、みんなが学び、みんながつながって、高野町の皆さん方とともにすばらしいものをつくっていきたいというようにお考えいただきたいと思うんです。  ですから、特に私が思いましたのは、その中に子供たちが全員おるわけです、高野山の。そこに高齢者の皆様が入ることによって、やはり私は自己有用感というものが芽生えてくると思うんです。人というのは、人から認められる、ああ、あの人は大切やなという存在に認められるということ自体が生きがいにつながります。つまり、これこそが生涯教育であるというように私は思います。  ですから、高齢者の皆様が今まで培ってきた能力なり、技術なりをやっぱり伝授する。そうすることによって、生きがいを覚えていただくというあの場にしてもらいたい。さらに、もう一つ、先ほど言いました学校教育というものを付け加えて、学校教育と生涯学習は一緒になってこの学びの交流拠点事業を進めていくということでお願いしたいというように私は思っております。  ですから、みんなで参加してつくりませんかということで、よろしくお願いしたいなというのが私の考えですので、以上でございます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) ありがとうございました。  そうですね、できた施設につきましては、滞りなく十分活用できる体制、みんなが参加して盛り立て、運用していけるように心がけていただくということは望ましいことでありますので、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。  ここで一つこんな心配がありますね。日本の人口を1億人にとどめたい、キープしたいという考えですね。高野山の人口もどんどんどんどん減っていってるわけですけれども、今の時代をいいますと、少子社会、生まれてくる子供は少ない。そして多死社会、この言葉はあまり好きではないんですけれども、多くの人が死んでいく。そうですね、100歳以上はもう生きていけれへんのやから、当然そこまでくれば死んでいかなしゃあないというような状況にあるんですね。そういうことで、高齢者が多いということは、亡くなっていかれる人が多い。少子社会から多死社会に移りつつある。高野町の考えとしては、高野町自身で2,400人の人口をキープしたいというような計画を持っておられたようであります。  ある山内の事業家ですけれども、この人がこのように言うんです。一の橋に立って腕組みをして、山内を眺めたときに、どんどんどんどん人口が減っていくというんです。この人口が減っていくのを止めることはできれへんと。落ち着くところが1,800人と、こない言うんですね。1,800人。この君の言うたことがどうかなということで、心にとどめとるわけですけれども、おまえというたら失礼かな、あなたの言うたことは正しかったなということになるか、ちょっと考え過ぎ、甘かったなということになるか、そういうことを心配しておられる人もいるということでございますので、老婆心ながらというんですか、高齢者の心配として申し上げておきたいと思います。  これから学校運営、あの施設を運営していく中で、やっぱり人口ということについても心配することがございますので、そういったこともお含みおきをいただいて、今後の計画運営、事の実行に頑張っていただきますよう、お願いをいたしまして、これで質問を終わらせていただきます。  まだ、何か一言、言うとかなあかんというようなことがありましたら、答弁いただいても結構でございます。  以上で、私はこれで終わりたいと思います。 ○議長(松谷順功) 﨑山さんの質問をこれで終わらせていただいてよろしいですか。答弁ございませんか。  なければ、今、中西消防長より、消火栓の圧力についての訂正をさせていただいてよいかということで文書が参っております。中西消防長にこの件につきまして許可いたします。御説明ください。  中西消防長。 ○消防長(中西 清) 失礼します。  私、5番議員の質問の中で、消火栓の圧力、7気圧と言ってしまいましたが、正しくは0.7メガヘクトパスカル、昔でいうところの7キログラム平方センチメートルになっていますので、7気圧と言ったことは間違いでございます。謹んでおわびし、訂正させていただきます。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) よろしいですか。  これで一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りします。議事進行の都合により、6月23日は休会にしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(松谷順功) 異議なしと認めます。  したがって、6月23日は休会とすることに決定しました。
     本日はこれで散会します。  御苦労さまでした。                午後 4時50分 散会...